格差の拡大が問題になっている。
国民の1パーセントの層に日本の富の99パーセントが集中するような偏頗な社会になってはやはりいけない。
強い者はより強く、弱い者はより弱くなるようでは困る。
自由競争を徹底すると、多分強い者はより強く、弱い者はより弱くなると思う。
競争制限はなるべくない方がいいが、しかし何でも自由競争がいい、とまでは言えない。
日本は世界で最も成功した社会主義の国である、と言われたことがあるが、やはり日本ではほどほどの社会主義が似合いそうである。
国民の生活が大事、とか、共生社会を実現しようなどと言えば、どうしても何でも市場原理に任せておくのは拙いだろうということになる。
私は長らく自由民主の旗印の下で政治活動を続けてきたが、根っこはどうやらほどほどの社会主義にあるようだ。
現在の自民党の中にも、ほどほどの社会主義の人は多いのではなかろうか。
まあ、すべては程度問題になりそうだが。