新党「日本を元気にする会」は、本当に元旦に結成されたのかしら? | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

政党の設立は選挙管理委員会や総務省への届け出の時なのか、それとも届け出の時期に関わらず設立届出書に記載された日に設立されたものとみなすのか、という問題である。

国会議員5人の承諾書の添付が必要なようだが、5人の国会議員の承諾書が本当に正月元旦に作成されたものであるのかについて私は疑問を持っている。

多分元旦に5人の国会議員が一堂に会した事実はないはずだ。
「日本を元気にする会」という党名は本当はいつ決まったのだろうか。
新党の設立ということであれば、普通の政党、普通の国会議員であれば、設立の日に記者会見をして披露する。

正月3が日はもとより仕事始めの日にもそういう記者発表はなかった。
マスコミ関係者も寝耳に水だったようだから、誰も新党の設立のことは知らなかったということだ。
「生活の党と山本太郎となかまたち」という如何にも国民の顰蹙を買いそうな名称の新党設立のニュースで口をあんぐり上げてきたが、水面下で「日本を元気にする会」という新党の設立の動きが同時並行的に進んでいた、というのも驚きである。

早速政党助成金の話が出てきているが、とりあえず書類上の要件だと整えた程度の新党だったら政党助成金は自発的に返上してもらいたい。
なんだ、みんなやっぱり政党助成金を貰いたいがために形だけ整えているのか、ということになる。

ちょっとさもしい。

日本有数の地方議員ブロガーの都議会議員が「日本を元気にする会」への入党を検討しているようだが、きっとこの都議会議員のブロガー魂にケチがつく。
日本共産党並みに政党助成金返上の意思表示がなされるまで「日本を元気にする会」への入党宣言は止めた方がいい。
今のままでは、また「日本の有権者を意気消沈させる会」になってしまう。

大道を歩め。
あえて、そう申し上げておく。