カジノは要らないと言っている沖縄や東京は立派だ | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

どうしても沖縄の振興のために沖縄にカジノを誘致したいと言われたらどうしようか、と考えていたが、その沖縄がカジノは要らないと言ってくれたのでホッとしている。

東京の舛添知事も要らないと言ってくれるようだから、後は大阪ぐらいなものである。
賭博好きの人を世界中から集めておかしなことになるのではないかと心配しているが、文化の香りが高い地域や自然の美を楽しみたい人が多い地域では、如何に高級リゾートの外観を呈していたとしても、所詮はカジノはカジノである。

カジノがなくても日本に魅力があれば外国からの観光客は必ず増える。
折角の日本の良さ、おもてなしの文化を台無しにするようなカジノはおよそ日本には無用の存在である。

ギャンブル依存症の人を少なくしたり、症状の改善を図る方策はあるのだろうが、だからと言ってカジノがいいとは言えない。
カジノへの出入りは日本人には認めないとか一定の資産要件を満たす者しか入れないことにする、などと言われても、なぜそういう区別、差別をするのか合理的な理由がないからそう簡単にそうですか、とは言えない。

パチンコが良くて何故カジノはダメなのか、などと反論されても、ダメなものはダメと言わざるを得ない。
そんなに皆さん、人様の懐を狙っているのか、ちょっとさもしくはないのか、と言いたくなる。

中国に阿片を持ち込んだかつてのイギリスみたいなものだ。
奴隷貿易に固執したかつての欧米のようなものだ。

カジノは、決して美しくない。
ギャンブルは人を熱くさせるが、決して幸せにはしない。

まあ、止めた方がいい。
カジノは要らないと言った沖縄は立派である。