超越国境こそが2015年のキーワード | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

若い方々がどんどん国境を超えて羽ばたき始めた。
私の周りにいる若い人たちの活動や勉強の舞台が」どんどん国外に拡がりつつある。

いいことである。

そうだ、今年は、みんなが国境を超えて羽ばたく時になる。
そう確信した。

超越国境のスローガンをもっと前面に出してもいい。
そう、思えてきた。

ビヨンドXプロジェクトのXの一つは、国境だということは、前にも書いた記憶がある。
超越国境という掛け声だけで、私自身の行動範囲は相変わらず日本の国内だけだが、私の周りの若い方々は本当に国外に出て羽を大きく拡げつつある。
グローバル人材の育成が現在の日本の教育の最大の課題だということが、私にも段々分かってきた。
私たちが掲げたビヨンドX超越国境プロジェクトの方向性はどうやら間違っていなかったようだ。

昨日、都内で日中の未来を考える会・新年会ー新春富士大会前夜祭ーが開催された。
中国からの留学生や日本の大学を卒業して日本の企業に就職している社会人、留学生との交流を推進している日本の大学生、日中の若者の交流をバックアップしているNPO法人の関係者などが集まった。
参加人数は数えきれなかったが、4、50人はいた。
とにかく懇親を深めるために中国と日本の若い方々が同じ場所に集っている、、というのがいい。

学生の参加費は2000円、社会人の参加費は3000円ということだった。
中国の留学生は、参加費無料の懇親会が大学の中で開かれているから、参加費が高い外部の懇親会にはなかなか行かない、という話を聞いたが、無料の懇親会にだけ参加する留学生はどうも世間を狭くしている可能性がある。

留学生の皆さんには、日本の大学生や一般の日本の若者ともっと交流してもらった方がいい、その方が絶対、将来役に立つ、と思っているが、中国政府の官費あるいはこれに近い支援費で開催されている懇親会では、本当の日本の若者との交流は出来ないのではなかろうか。

ただ酒は、どこの国でもよくない。
参加費無料の懇親会では、本当の交流は出来ない。
参加費を払ってまで出席している留学生は、それなりに自立している人たち、自立する力を持っている人たちだろうと思っている。

そういう人たちを出会えるのが嬉しい。

日中の未来の会は、どこからも公的助成を受けることなく中国の留学生と日本の若者の交流の場を作ろうとしている、まさに若者の手作りの会である。
日本には、小さく産んで大きく育てる、という言葉がある。
今は小さくても、大きく育つ可能性がある。

日本と中国の若者の本当の交流の場になる可能性がある、と見ているから、私は、少々若者の範疇を超えてはいるが、出来るだけこの会には参加したいと思っている。
喧噪の中で人の声を聞き分けることの難しさを感じ始めているので、長時間の在席は遠慮させていただかざるを得ないが、実に素晴らしい一夕を過ごすことが出来た。

この会を主宰している安西君に改めて感謝する。

2015年は、安西君の飛躍の年である。
2015年は、超越国境に向けて新たな出発をする年である。