青山学院大学の爆走で2015年の年明けを飾った。
2位以下に後姿を見せることなく記録的な勝利を飾ったのだから、見事なものである。
青学が特に全国から有望な選手を掻き集めてきたとは聞いていないから、やはり一人一人の選手の素質を見抜いて大事に育て上げた監督の手腕が人並み優れていたということであろう。
10年掛けて優勝できるチームを作る、と宣言して、実際に優勝したのが凄い。
10年かけて優勝できるチームを作る、などと宣言することは普通の人には出来ない。
それこそ大言壮語の典型で、初めの頃はドン・キホーテだと思われていたかも知れない。
箱根駅伝の参加校から外れ、目標を失っていたと思われる青学の大学生に大きな目標を与えたというのが素晴らしい。
目標が定まると自ずから日々の生活態度も改まり、普通の人が練習の虫になる。
一朝一夕に出来ることではないが、よき指導者が得られれば普通ではとても成し遂げられないような成果を上げることが出来ることがある、という好個の見本である。
元々それだけの素質がある選手だったのだ、という言い方も出来るのかも知れないが、私はやはり指導者がその素質を引き出したことが大きいと思っている。
誰にでも出来ることではない、とは思っているものの、しかし、ひょっとしたら誰にでも出来ることであるかも知れない。
まずは、しっかりとした目標を立てる。
立てた目標に向かって、今何をすべきか、ということを考える。
今何をなすべきかということが分かったら、あとはひたむきに日々の目標を達成するために努力する。
昨日より今日、今日より明日。
愚直に日々のスケジュールをこなしながら、次の新しい目標に向けて走る。
日々新たなり、の掛け声は、常に新しい目標に向けての出発の掛け声である。
前へ、前へ。
ひたすら前へ進む。
後ろを振り向く必要はない。
2015年は、やはりいい年になる。
前へ、前へ。
2016年の参議院選挙は目前である。