我が国は滅びへの道を歩んでいると宣う識者がおられたが、滅びるのはそう宣う人だけだろう | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

私のパソコンのようなものだ。
クラッシュ寸前だ、などというとんでもない警告表示広告の攻撃を受けたが、クラッシュなどはしていない。
勿論、ウィルスにやられたわけでもない。

パソコン内を多少整理する必要はあったが、ノープロブレム。
無料スキャン広告につられてスキャンしたのが間違いのもとだったようだ。

滅多にクラッシュなどはしないものだ、ということは知っておいた方がいいだろう。
もっとも未来永劫にクラッシュしないかと言えば、遠い先のことまでは分からない。
分からないが、本当の危機が来た時にはそれなりに対応する力があるから、漫然とクラッシュの時を待つようなことはしない。

自民党安倍政権に国政の舵取りを委ねていたらクラッシュするとでも言いたいのかも知れないが、絶対にクラッシュなどはしない。
多くの常識ある国民はいざとなったら必ず行動するから、目下の投票率の低さはそれほど危険視しなくてもいい。
ヘイトスピーチなどで如何にも過激な排外主義的風潮が国民の間に拡がりつつあるかのような言説が罷り通っていた瞬間もあったが、あれはマスコミの印象操作の類で、世の中は実に平穏無事に過ぎている。

何よりも若い方々が落ち着いている。
かつてゲバ棒を持って大学の構内や街を闊歩したような集団は、もはや日本の国のどこを探しても見られない。

殺人などの重大犯罪が今でも起きているが、諸外国と比較すれば日本の治安状況は格段にいい。
深夜に繁華街を徘徊しても襲われることはないし、住宅街でも相当遅い時間に女性が一人で歩いている。
外国人が絶対に立ち入れない場所などないと言っても過言ではない。

あらゆる交通機関はよほどのことがない限り、定刻通りに運行を続けている。
電気もガスも水道もいつものように供給されている。
子どもたちもいつものように学校に通っている。

勿論それでも時々には異常を来たすことはあるのだが、銃の乱射事件もテロの攻撃もない。

財政的に困難な状況を抱えてはいるが、それでも我が国の医療制度も福祉制度もちゃんと機能している。
訓練や苛めで時々命を落とす人がいるようだが、戦闘で命を落とすような自衛隊員はいない。

これほどあらゆる面でコントロールが効いている国は滅多にないのではないかと思われるほどに日本は安全、安心の国である。

そういう我が国が滅びの道を歩んでいる、2015年は大過の年になる、と予言する識者がおられるのだから、不思議なものだ。

私が余りにも能天気なせいかも知れないが、日本が滅びる、滅びるなどと大騒ぎされると、若い人が元気を失って虚無の世界に陥ってしまうだろうから困る。
最近のオオカミ少年は、如何にも学者のような顔をされているから困る。
私たちは基本的に愚かだから、学者の方々の言葉にはつい過剰反応してしまうが、私は日本には底力があると確信している。

どこにそんな証拠があるのか、と言われる人もおられるだろうが、まあ皆さんの周りを見回されたらいい。
大体の人は、実に呑気な顔をされている。