2年程度ではなかなか忘れられない民主党の体たらくぶり | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

議席は増やすのだろうが、民主党に対する絶対支持率が増えるとは思えない。」

今回は民主党に変わり得る野党がなかったのでやむを得ず民主党に投票する人がいるのだろうが、民主党政権の体たらくぶりを見てきた人が2年程度で心底から民主党の応援に回るとは思えない。
案外今回の選挙で民主党公認で立候補した新人候補者はそれなりに得票しそうだが、民主党の古参議員でその無能ぶりを有権者に焼き付けてしまった人は選挙区調整が出来ていたとしてもかなり難しそうだ。

人のうわさは75日とは言うが、単なるうわさではなく、実際にその仕事ぶりを見てうんざりしてしまった人のうんざり感は2年程度では消失しない。
第三極を標榜してきた政党が自滅したためにいわゆる無党派層が行き場を失い、迷走中であるが、無党派層の3割が今回の選挙では自民党に流れるというのだから自民党が圧勝するのは当然である。

自民党公認、公明党推薦の候補者は、自分の支持層と無党派層の3割を纏めれば勝利するという公式がある。
無党派層の1割程度しか流れてこない候補者ではたとえ自分の足元をしっかり固めても小選挙区で勝利することは覚束ないが、無党派層の3割が支持してくれるということになるとまず選挙は盤石である。

それなりに無党派層からも支持されるようないい候補者が揃っていた、ということだろう。

民主党にもいい人がいるのは知っているが、民主党のあの体たらくが目に焼き付いているから民主党にはどうやっても投票できない。

小選挙区制の下では二大政党制になるのが望ましいとは思っているが、民主党が野党第一党では少々困る。
今回の選挙は、既にほぼ選挙結果が決まってしまっているから、希望をつなぐとしたら選挙が終わってから次の選挙までの間に民主党に代わる確かな野党が生まれることである。
さて、どうなるだろうか。