紛争解決の勘どころ11-何事にも潮時がある | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

潮目を読めるかどうかでずいぶん対応が変わってくる。

潮目が読めると、潮時が分かる。
潮時を逃すと物事は格段に難しくなることが多いから、潮時かどうかについては相当に敏感になる必要がある。

安倍総理は潮時を読み違えたのだと思う。
9月の内閣改造が何の役にも立たなくなった。
菅官房長官は潮目を読むのに長けた政治家の一人だと思うから、多分内閣改造にも今回の解散にも消極的だったのではないかと推測している。

どうやら安倍総理のアンテナが狂っているようである。

総理は、実に孤独である。
孤独だから、誰の情報を信じたらいいのか迷っているはずだ。

好き嫌いで人を選んではいけないということを学んだはずなのに、どこかおかしい。
内閣改造までは殆ど隙を見せなかったのに、今は隙だらけに見えてくる。
誰かが手綱を締めた方がいいと思うが、手綱を締めるような人が傍にいなくなったような印象である。

安倍総理が今一番頼りにしているのは誰だろうか。
なんだか危うい。

選挙が終わってから一波乱も二波乱もありそうだ。