紛争解決の勘どころ10-にっちもさっちもいかなくなったら、ひとまず寝る | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

どうやっても前に進まないことがある。
3度同じことを繰り返してもダメ、という時は、多分4度目も5度目もダメということだ。

たとえやり方が正しくてもタイミングが悪いとか、そもそもやり方がどこかで間違えているということだ。
たった一つのプロセスでも、それを省いたら前へ進まないということがある。

自分の頭が働かなくなって単純に同じことを繰り返すようであれば、絶対に前へ進むことは出来ない。
隘路を突破する工夫を何もしないで、ただただ道が開くのを待っていたのでは何事もうまくいくはずがない。

にっちもさっちもいかなくなったら、まずはその場から離れることである。
布団を被って寝るのが一番いい。
眠って頭の疲れや心の疲れが取れればいいが、眠ってもなかなか頭の疲れや心の疲れが取れないこともあるから、必ずしも本当に寝ないでもいい。
眠れなくとも、とりあえずにっちもさっちもいかなくなった煩いごとから離れてしまうことである。

政治家が困った時にすぐ病院に逃げ込むのは、極めて理にかなった方法で、誰にしても困ってしまったときはとりあえず寝てしまうのがいい。

紛争解決の知恵はいつまで経っても出てこないかも知れないが、時を稼ぐことで運のいい人は救われることが多い。
寝ていれば、何も悪いことはしないだろうから、それ以上事態が悪くなるようなことはない。

寝る子は育つ、と言うが、寝てしまうことで煩いごとがどこかに消えてしまてなくなってしまうことがあるから世の中は面白い。