日本は世界の平和にどうやって貢献するのがいいのか | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

なるべく皆さんの議論を前向きなものにするために、取り急ぎこの一項目を立てておく。

反対、反対、何でも反対、という声をもう少し理性的で建設的な議論に変えていくための工夫である。

私は、日本の戦争放棄は世界の平和の実現にそれなりに貢献したと思っている。
日本があのまま軍事国家を続けていれば、アジアでの戦争の火種はもっともっと大きくなっていたと思っている。

憲法が無効だと主張する人や憲法9条を改正して日本を普通の国にすべきだと主張する人も、戦争放棄の理念を撤回しろとまでは言わないはずだと思っている。
件の閣議決定がなされたからと言って当然に日本の国が戦争が出来る国になる、などとは私は考えていない。

せいぜいが機雷の掃海作業を実施することが可能になるように「武力行使」の概念の一部を変えるだけで、相手国軍隊との戦闘行為を当然の如く容認するような事態にまでは行かないはずだ。

世界の情勢が変化してきているのだから、日本もこうした情勢の変化に対応できるようにしなければならない、という議論はそのとおりである。
しかし、日本の自衛隊も外国の軍隊と同様に、世界の平和を守るために戦えるような存在にならなければならない、という結論にはそう簡単に飛びつくことは出来ない。

何はともあれ、まずは皆さんのご意見をお伺いしたい。

議論だけだったら誰も血を流さないで済む。