腸が千切れるほどに残念。みんなの党の異常事態 | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

参謀と女房役と憎まれ役を持っていないがための醜態を曝け出してしまったのが、現在のみんなの党である。

実にみなさん大人気(おとなげ)ない。
これではみんなの党ではなく、子どもの党になってしまう。
なんでこんなやり取りになってしまうのか、不思議でならない。

渡辺氏には何か余程腹に据えかねることがあって一時の憤激に駆られて柿澤氏に離党を迫ったのだろうが、どこにも政治的な計算が働いていないらしいのが理解できない。

渡辺氏は明らかに暴君を演じはじめている。
相手を十分納得させるだけの手間暇を惜しんでただただ離党届を書け、と迫るのは、如何にも駄々っ子のやり方だ。
みんなの党にはなんとか立派な政党になってもらいたい、高い志を抱いて政治の場に挑戦しようとする若い人たちの受け皿になってもらいたい、と願ってきたが、これでは無理だ。

渡辺氏はどうやら力づくで党内の異論を抑え込もうとしているようである。
これでは、みんなの党の若い人たちはさぞ息苦しいだろう。
みんなの党の中でいま起きている事態は、みんなの党にも期待したこともある者にとって腸が千切れるほどに残念な事態である。
若い人たちが気の毒で仕方がない。

気の毒ではあるが、しかし今はまだ動かないことだ。
まずは、渡辺氏の狂気がどこから来るのかを見極めることである。
他言するのが憚られるような事情があるのかも知れない。
これから渡辺氏に対するバッシングが始まるのだと思うが、若い方々は本当のことが分かるまでは一切外に向けて発言しないことだ。

堪えるべし。

どうしようもなくなったら、行動を起こす前に相談に来ればいい。
その頃には、何か手が見つかるかも知れない。