救急救命士法の改正が視野に入ってきた | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

救急救命士法の改正については結構理解者が多いことを確認した。

今日、自治省の同期、昭和44年入省組の定例昼食会があったが、その席で救急救命士の財団は順調にやっているのか、と聞かれた。
救急医療財団との関係はどうなっているの、などという質問もあった。

私自身は早くに自治省を辞めて弁護士になってしまっていたから、つい昨年までは救急救命士制度の問題など考えたこともなかったが、自治行政の関係者、消防行政の関係者にとってはどうやら救急救命士法の改正は懸案事項だったようである。
昼食会の帰り際には、救急救命士はツブシが利かないんだよね、などという発言もあったから、自治省や消防関係者の間では救急救命士制度の重要性について相当程度の認識が共有されているようだ。

思いがけないことである。

みんなが長年なんとかしなくてはいけないと思っていたらしいことを、いつの間にか私が手がけている。
不思議な巡り合わせである。

平成3年に救急救命士制度がスタートし、平成4年に救急救命士第1号が誕生してから今年は21年目になる。
救急救命士第1号の認定を受けた救急救命士の人たちが定年で退職の時期を迎えている。

ツブシが利かない、というのは、定年で退職した後救急救命士の資格を活かす道がない、という悲鳴である。

一般財団法人日本救護救急財団のホームページを検索していただきたい。
大したもんである。
昨年の今頃取り組みを始めた救急救命士制度研究会がここまで大きくなっている。

これがいいよ。
私の同期の仲間がそう言ってくれた。

かつて私の選挙を手伝ってくれた若者が消防職員になったと聞いていたが、この4月から救急救命士になったという話が聞こえてきた。
私が救急救命士制度に関わっている、ということを知ったようだ。
救急救命士制度研究会や救護救急財団のことが関係者の間で話題になり始めた、ということであろう。

どうやら救急救命士法の改正が視野に入ってきたようだ。
まずは、救急救命士の皆さんにお知らせしておく。