そろそろ投票に行こうかしらー2票目の投票方法を考える | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

今回の選挙では一人2票の投票権が与えられている。

投票に行かない、ということはその2票をドブに捨てることである。
多くの候補者は貴方がドブに捨てる票を拾ってでも投票したいとこだろう。

貴方が捨てるその1票を、私に下さい!

耳を塞いでしまえば聞こえないだろうが、実は皆そう叫んでいるのである。
そういう叫びを前にして、貴方はみんなが見ているところで貴方のその1票を破り捨てることが出来るだろうか。

是非、投票所に足を運んでもらいたいものだ。

今回は、選挙区の投票は比較的容易だ。
直接候補者のことは知らなくとも、どこの政党から出ているどういう候補者かが分かれば選択は出来る。
今回は民主党にだけは投票したくない、と思っている人は民主党以外の候補者の中から自分の1票が活きそうな候補者を探して投票すればいい。

難しいのが比例区の方だ。
普通なら政党を選べばそう大きな間違いはしないのだが、どこの政党でも玉石混交の傾向がある。
ここは、より良識の府に相応しい候補者を指名するくらいの気持ちで投票するのがいい。

今回は自民党に投票したいが、ブラックに票が入るのは嫌だ、どうしたらいいだろうか、という問い合わせがあったが、そういう人は当落線上だとマスコミで報道されている人の中から自分の投票する相手を選んだらいい。
自民党の候補者は比例で22、3名当選するのではないか、と言われているのだから、22、23番目になりそうな人に投票することで貴方が投票したくない人の順位を下げることが出来る可能性がある。

こういう時の1票は、大きい。

もっとも、こうやって投票を煽った結果自民党の総得票が増えれば、結果的に自民党の当選者が24,5名まで増えて当選させたくないと思っていた人まで当選してしまう、ということもある。

今の選挙制度にはどこかしら欠陥がありそうだ。
もう1票増やして、当選させたくない候補者の名前を書いて投票する制度を導入しては如何か。