ヘイトスピーチを公衆の面前で行う子どもは、早熟なのか未熟なのか | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

早熟なのか未熟なのかよく分からない子どもたちがいる。

昨日の水鉄砲大会に参加した小学校5年生の男の子などは、私たち大人が水鉄砲大会の設営で大童になっている時に、大人が水鉄砲なんて大人気ない、などとのたまわったものだ。

一生懸命会場の準備をしている大人たちからするととんでもない失礼な話なのだが、大人が一生懸命盛り上げようとしているお祭りをこんな風に覚めた目で幼い子どもが見ているのか、とびっくりした。
なんだか随分世間づれした子どもである。
大人は熱くなっているが、当の子どもはこんなにも醒めている。

この子どもの頭は、既に世間一般にある大人の頭である。
人が熱くなって一生懸命何かに取り組んでいる時に、傍らに来てボソッと、どうせ好きでやっているんでしょう、などと囁く、冷たい大人の頭である。

言われてしまえば当て嵌まるところもあるから、怒る気にはならないが、水鉄砲大会を始める前に水を掛けられたようなものだ。
うーん、一本取られてしまったか、などと聞き流すが、こんな小さな子が妙に大人びてひねている、老成しているのにはびっくりした。

この子どもは、よほど早熟なのだろうか。
そう思ってこの子のことを観察していたら、水鉄砲大会で一番はしゃいでいたのがこの子だった。
口では偉そうなことを言っているが、行動は幼い子ども子ども丸出し。
大人が水鉄砲なんて大人気ない、などとのたまわったことなどどこかに飛んで言ってしまっている。

大人が水鉄砲なんて大人気ない、などという言葉は決して本心から出た言葉ではない、ということだ。
何の思いもなく、ただカッコいいからそう言ってみただけ、という感がある。

大阪の在日の方々が多いと言われる地域に出向いて、在日は帰れ、どんな被害に遭っても知らないぞ、などといういわゆるヘイトスピーチを口汚ない言葉でまくし立てた小学校高学年か中学生と思しき女の子の動画が出回っていた。

大人びた物言いだが、言っていること、やっていることは明らかに未熟である。
いくら言論の自由が保障されているからといって、こういうことは許されない、というのが前回の憲法フォーラムの結論だった。

今朝紹介した動画ではそういうところまでは皆さんに伝わらなかったと思うが、私たちの憲法フォーラムではこんなことを取り上げている。

今日も午後8時から紀尾井町のクリエイト紀尾井町303号室で第12回目の憲法フォーラムを開催する。
興味のある方は、予め事務局までお届けの上ご参加いただければ幸いである。