善は急げーみんなの党にとってのビッグチャンス到来 | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

善は急げ。
維新の橋下氏がみんなの党の渡辺代表と江田幹事長に維新とみんなの党の合流を持ちかけたそうだ。

これはいい話である。
もう橋下氏は恥じも外聞も投げ捨ててみんなの党との合流に向けてひた走りに走っている。
おそらく太陽の党との合流で思った以上にたちあがれの色が出過ぎたので、政策協定が出来ているみんなの党のメンバーに入ってもらって維新をもう少しニュートラルに引き戻したいと思っているのだと思う。

今だったら橋下氏はみんなの党の要望をほぼ丸呑みするはずだ。
どうしてもみんなの党の人たちの力を借りて、維新が国政の場で存分に働けるようにしたい。
そういう思いがひしひしと伝わってくる。

石原氏だけ欲しいと言っていたのに、ぞろぞろとたちあげれの人たちが入ってきたので、何か維新のイメージが後退してしまった、もう少し清新なイメージが伴わないと維新も思ったほど議席を獲得できない、困った、というところだろう。

当初の勢いはどこかに行ってしまって候補者の擁立が思うように進まなくなっている、という事情があるように思われる。

候補者の調整程度でお茶を濁すのでなく、何としてもみんなの党との合流を実現しなければならない。
橋下氏はそう思い定めているようである。

代表代行のポストを譲っても合流を実現したい。
選挙区の調整はみんなの党に任せても合流を実現したい。
そういうメッセージが出ているようだ。

破れかぶれというよりも、そこまで捨て身になっているということだと思う。
大戦であるという意識は変わらないはずだ。
前に進むべき時は果敢に前に進み、退くべきときは周到に退く。
橋下氏の戦上手がこんなところに現れている。

橋下氏は大きく譲った。

ここまで譲られたら、みんなの党の渡辺氏もポンと胸を叩いて、分かったと言えばよい。
この時を逃してはならない。
11月29日まで後5日しかない。
出来れば26日に合流を決めることだ。
手続きなどは後からでいい。
維新とみんなの党が合流を決めたら、みんなの党の新人候補者の殆どが生き返ることになる。
維新にも新たな強力なエンジンが増えることになるから、悪いことなど一つもない。

みんなの党が維新に加われば、国会議員、前国会議員の数でもたちあがれを圧倒する。

選挙が終わってからでは遅い。
善は急げは、この時のための言葉だ。