次の国政選挙では東北復興の具体的プランを持っている政党を選ぼう | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

民主党には東北復興の具体的プラン策定能力も遂行能力もなさそうなので、一切当てにしないことだ。
頼りにならないことこれ以上ないほど頼りにならない。

もし民主党が頼りになるのだったら、衆議院であれだけ圧倒的な議席を占めていたのだから何でも出来たはずだ。
お茶を濁すようなことはやってきたが、阪神大震災の時の村山内閣当時の何分の一もやっていない。

今やっています、これからやります、と言うに決まっているが、蕎麦屋の出前と一緒でその場しのぎの言い訳でしかない。
民主党にお灸を饐える必要があることだけは間違いない。

となると、今度は民主党以外の政党を選ぶことになるが、どういう基準で選ぶかが問題だ。
まずは東北復興の具体的プランを持っているかを見極めることだ。
プランは持っているがそのプランを実現する実行力が伴っていないのであれば、今回の選択肢からは外しておいた方がいい。

私は自民党がどんなことを言うのかに注目している。
自民党が魅力的な復興プランを持っているのであれば、今回は自民党を選ぶのが正しい。

しかし、まあ大したことはないだろう、というのが私の予想である。
今の自民党には後藤新平のような知恵のある人がいない。
国民に夢を与えるような大風呂敷を拡げる人が一人もいない。

生活が第一は元々民主党の主流派だったから、選挙には熱心だが、東北の復興にはずいぶん不熱心だった。
民主党と同様次の国政選挙では断罪されるべき政党だろう。

みんなの党は公務員制度改革には熱心だったが、結局何も成果を挙げていない。
東北復興への具体的プランも聞いたことがないから、たとえ今の段階で何らかの斬新的な復興プランがみんなの党から提示されても眉に唾を付けるしかない。
実行力に問題があるから、みんなの党を選ぶということも難しい。
その他の政党も似たりよったりだから、結局次の国政選挙では選ぶべき政党がないということになる。

まだまったくの未知数だが、石原東京都知事や橋下大阪市長なら思い切ったことをやってくれそうな雰囲気がある。

後藤新平ほどではないだろうが、中くらいの風呂敷ぐらいは拡げてくれそうだ。
石原氏にしろ橋下氏にしろ、拡げた風呂敷を実行するくらいの力はある。
私は、そう見ている。
この二人が力を合わせれば化学変化が起きる可能性がある、というのが私の見立てである。

だから、私はこの二人に期待している。
何をやるかはこの二人に考えさせればいい。
問題は、復興財源をどこから捻出するかということだ。

答は、国民しかない。
国民に上手に復興財源を負担してもらえるような仕組みを考えた政党が、次の政権を担えばいい。
私は、そう思っている。

さて、どんな知恵があるだろうか。
皆さんに問題である。