日本維新の会が箱根越えをするためには、どうしてもみんなの党等との合流が必要となる | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

橋下氏が衆議院選挙に立候補しないことになると、おそらく新党「日本維新の会」は近畿圏だけに根を張る地域政党に終わってしまう。
民主党とはどっこいどっこいの成績を残すだろうが、とても今盛り返しつつある自民党を凌駕する政党にはなり切れない。

橋下氏を抜いてしまうと新党「日本維新の会」の候補者はどうしても小粒に感じられてしまい、橋下氏の影響力がさほどではない関東以北では日本維新の会が大きく飛躍する可能性が乏しくなってしまう。
大阪維新の会の幹部の人たちは、どうやって箱根越えを果たすか、ということを真剣に考えた方がいい。

まだ政党の設立届が出ていないようだから、今のうちによくよく考えておいた方がいい。
箱根越えを果たすためには、橋下氏が衆議院選挙の先頭に立つか、新党「日本維新の会」に所属する国会議員の数を格段に増やし、現時点でも国会で相当の政治勢力になっていることを示す必要がある。

橋下氏が表に出ない新党には、大して魅力はない。
橋下氏が先頭に立たない選挙運動では大して支持は拡がらない。
私は、そう見ている。

折角大勢の心ある有為の人材が名乗りを上げているのだから、途中で失速してこれらの方々を失望させるようなことはすべきではない。
負けるにしても、次への展望が開けるような大戦(おおいくさ)にしてあげなければならない。
それが、新党を立ち上げ、多くの若者をこの難しい世界に誘った者の責任である。

本当の第三極作りに相応しい態勢を構築すべきである。
方向性が違わないのであれば、みんなの党のメンバーも合流できるような仕掛けを用意すべきである。
現在巷間で取りざたされている新党「日本維新の会」の規約案は、みんなの党や民主党の国会議員を受け入れるときの支障になりそうな規定を内包しているようである。
同志を増やすべき時に、同志となる資質を持っている人たちをわざわざ排除するような規定を織り込もうとする神経が私には理解できない。

まだ月末までには時間があるようだから、ここは考え直した方がいい。
折角の期待の新党が簡単に挫折する姿を、私は見たくない。