してはいけないことーみんなの党が丸ごと大阪維新の会と合併すると碌なことがない | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

大事な時期に差し掛かっているので、本当のことを申し上げておく。

既存主要政党は、みんなガバナンスが効かなくなっている。
民主党からポロポロ人が抜けていく様は、まるで古壁が剥がれていくようなもの。
もはや知事選挙を民主党単独で戦う力が無くなったことが良く分かる。
候補者の擁立すら出来なくなっているのだから、民主党の崩壊はまもなくである。

オリンピックが終了したあたりから民主党解体の作業が始まるようだ。
壊し屋の小沢氏が離党して懸案の新党を立ち上げたから、今度は鳩山元総理が民主党解体の引き金を引くしかない。

民主党の党員資格停止処分を受けているからといって、民主党の表看板だという自覚があれば他党の国会議員の政治資金パーティに出て政権批判のマイクなど握らない。
しかし、鳩山氏はそういうことにはお構いなしのようだ。
天衣無縫、自由自在、いつも自分が世界の中心にいるような感覚である。
実に変わった人である。

鳩山氏なら野田民主党内閣の倒閣運動の先頭に立つことも厭わないだろう。

大いにやるべし。
衆議院の解散に持って行けるのなら、誰でもいいから何でもやってもらいたい。
ここで鳩山氏が蹶起すれば、その時の到来を待っていた私たちの同志もようやく軛から解き放たれるはずだ。

民主党解体、万歳。
今の内から声を上げておく。

ここに来てみんなの党の渡辺代表のパフォーマンスが目に付くようになった。
新しい政治勢力を作り上げる運動の主導権を渡辺氏が握りたい、という意欲がギラギラしている。

大阪維新の会とみんなの党との丸ごと合体を策しているようだが、これはいけない。
自分たちが本家だとか元祖だなどというどうでもいい争いの種を持ち込まないことだ。
これから作る新しい政治勢力には、旧民主党の人も自民党の人もみんなの党の人も入ってもらわなければならない。
俺が俺が、と言っていたのでは、纏まるものも纏まらなくなる。
つまらない主導権争いなどは絶対にしないことだ。

みんなの党の看板だけ背負って地道な活動を怠っている人たちをそのまま抱えたのでは、これから生まれる新しい政治勢力は大して魅力を発揮しないことになる。
どうしても選別の作業が必要になってくる。
多分渡辺氏にはそれが出来ない。
そこまで非情に徹することは出来ないはずだ。

いくら創業者であっても、十分な目利きが出来ない人やパフォーマンスだけで十分の実力が伴わない人はいずれトップから外されるのが今の時代である。

適材適所、ということはどこの世界にもある。
新しい政治勢力を作り上げる時は、当然選別作業も伴うものだ。
ここは、目利きが出来る人が登場すべきである。

渡辺氏は、自分の力の源泉がどこにあるかをよくよく考え、あまり先走ったことはしないことだ。
いずれ一斉に蜂起する人たちが出てくる。
その時を逃さないようにすればいい。
その時に、一兵卒を名乗って参加すればいい。

それだけでぐっと株が上がる。

これから1か月以内にその時が来るはずだ。
その時を待て。