すべては予定通り。これで解散までのスケジュールが決まったということだろう | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

今日参議院で野田総理の問責決議案の採決が行われることになった。
昨日自民党、公明党が問責決議案を参議院に提出したから、これで野党の足並みが揃ったことになる。

問責決議案が可決された時が新たなステージへ向けた号砲が鳴り響く時である。
野田総理が衆議院の解散を決めて臨時閣議の招集に動くかどうか、それともだんまりを決めて自民党、公明党に党首会談の呼びかけだけ行うかどうか。
今日一日の攻防で永田町の今後のスケジュールが決まる。

野田総理はチキンレースを仕掛け、自民党、公明党もこれに乗ったということだ。
この段階で特段の舞台回しに動きそうな人はいそうにもないから、ハンドルの操作が出来なくなった自動車のようなものだ。

あっ、ぶつかる、ぶつかる、と言いながらぶつかっていく。
未熟なドライバーは、危機一髪でハンドルを回したり、ブレーキを踏むことが出来ない。
ただただ唖然としてことが進むのを見ているだけである。

多分野田総理は、口をポカンとしているだけであろう。
この段階で一番あり得るのが、模様眺め、世論の反応を窺って何もしないということだ。

大阪都法案など与野党が賛成するいくつかの法案が成立した後は、国会が事実上動かなくなる。
通常国会は事実上今日で終わりということだ。
おそらく今日の夕刻参議院で問責決議が可決されたら、多くの衆議院議員は脱兎のごとく地元に帰ろうとするはずだ。

いよいよ臨戦態勢に入る。
民主党から離脱を表明するとしたら、今日が一つのチャンスになる。