震災復興基本法が成立 | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

昨日、震災復興基本法が成立した。
総理の退陣時期を巡って如何にも政局になっているような雰囲気だったが、随分あっけないものだ。

内閣提出の法案を取り下げさせて、自民党、公明党が立案した修正案を基本に議員立法で震災復興基本法案を提出したのだから、この通常国会で震災復興基本法が成立するのは既定路線であった。

中身は大したことはない。
総理を本部長として全閣僚で構成する復興対策本部を設置しても、実態は何も変わらない。
復興債の発行や復興特区の創設も別に既存の特区法でも対処できる程度の内容である。
まあ、ないよりはいいかも知れない、といった程度のものだ。

唯一成果として残るのは、議員立法という形にしたことで野党第一党の自民党といつ連立政権に入ってもおかしくない公明党が賛成に回ったことだろう。
新しい連立が必要になっているが、震災復興基本法の成立がその基盤づくりに少しは役に立つ。
もっとも、菅総理の我執で折角の震災復興基本法の成立に味噌を付けてしまっているのが残念であるが。

昨日菅総理の開き直りに対する対抗策を示してみたが、ここにきて亀井静香氏の動きが急である。
何を考えているのか分からないところがあるが、思いがけない場所で亀井静香氏の姿を見かけた。
マスコミの関係者ならピンとくるような光景であった。

山本一太氏は震災復興担当相に亀井静香氏で決まり、などと書いているが、それ以上のことが永田町周辺で進んでいるような雰囲気である。
大きな山を越えて、何かが動き始めている。
これから暫くは山本一太氏のブログに注目しておいた方がいい。

火のないところに煙は立たないものである。
私は、煙が立つところを見た。