反菅グループの旗揚げでも相変わらずのメンバーしか表に出てこない民主党の限界 | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

民主党の中で菅総理の退陣を求めるグループの旗揚げが今日行われたが、呼びかけ人代表が山岡賢次氏と聞いて唖然としている。

この山岡氏や鳩山前総理が表に立ったのでは成るものも成らなくなる、ということが分かっていないようだ。

公明党を基軸としての新しい連立政権を創ることを志向する人たちのグループの旗揚げだと謳っているが、翼が折れてもはや自力では飛び立つ力を失っている鳩山前総理や運動員買収等の公職選挙法違反被告発事件で捜査対象になっている山岡氏の音頭取りでは、民主党の中でも同調者は大して増えず、公明党も自民党の幹部も内心では連立話に乗りたくても乗れない、という簡単なことが分かっていない。

民主党の方々は、どうやら自分の姿を鏡に映して見ることが不得手のようだ。

菅総理は、妙に自信満々。
自分のやることには間違いがない、と思ってしまう自信過剰、誇大妄想型で、いくら批判されても痛痒を感じない超鈍感タイプである。

菅総理の女房役を務めている枝野官房長官は、一時期はかなり点数を挙げたが、結局は、黒いものを、完全に白とは言えないが黒ではなく白っぽいと言い張る口舌の徒、いわば、ああ言えば上祐の政治家版であることが明らかになった。
他人の批判には倍ぐらいにしてお返しをするのが日頃の習慣になっているから、この人も基本的には他人の批判はちっとも堪えない超鈍感タイプである。

外野席の私やマスコミの皆さんがいくら批判しても、彼らはびくともしない。
実に始末に負えない人たちだ。

一方、反菅の旗頭を務めることになった鳩山前総理は、自分に都合の悪いことはすぐ忘れてしまう、天衣無縫、かつ自分が世界の中心の宇宙人タイプ。
この人も他人の批判はちっとも堪えないようだ。
宇宙人だから人並みの神経は持ち合わせていないということか。

今日の会合には60人ほど集まったということだが、これでは大した動きにはならない。
明らかに少なすぎる。
菅退陣を求める国民世論に応えるためには、民主党の中で150人くらいの同調者を募る必要があると思うが、山岡氏や鳩山前総理ではまず不可能だ。

民主党がこれからどっちの方向に向かって歩みを始めるのかまだ分からないが、どっちに向かうにしても牽引役のリーダーがいない。
暫くは迷走を続けざるを得ないようだ。