最悪の事態をも受け入れる覚悟を決めた人たち | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

容易ならざる事態である。

いくら東電の担当者を怒鳴っても、この怒鳴り声は開けゴマほどの呪文にもならない。


今必要なのは、ひたすらみんなの力を一つに束ねること。

みんなの心を一つに纏めることである。


皆で力を合わせてガンバロー。

皆で心を合わせてガンバロー。

これしかない。


東京電力福島原子力発電所の事故は、どうにかこれ以上の事態にはならないで済む。


4号機の建屋の爆発事故や一旦自然鎮火したのではないかと言われながら、ときどき建屋内から火炎らしいものが上がっているのが見えるという状況からは依然として予断を許さないが、それでも私はこれ以上の大きな災害には繋がらないと申し上げておく。


東京電力の従業員らが今、自分自身の危険を顧みずまさに命懸けで原子炉の冷却のための注水作業等に当たっている。

必ずこれ以上の事故を回避してみる、という決意の下での決死の作業である。

私たちが出来ることは、彼らに彼らが普段持っている以上の力を与えることである。


フレー、フレーという声を上げることだ。

頑張れ、頑張れという声を上げることだ。

必ず、この声は届く。


それでも一定程度の放射能の拡散は免れないだろう。


この段階で海水の注水作業等に当たっておられる作業員の方々の被爆許容量を改訂した、ということは、従来の被爆許容量の限度を越える被爆を覚悟しないと作業が継続できないような状況になっているということである。

アメリカの第七艦隊の乗務員が被爆したとか、第七艦隊の活動拠点が日本海方面に変更になった、というのはそれだけ被爆の可能性が高まっているという証拠である。


万一に備えて、被爆の虞がある地域からは出来る限り退避するのが望ましい。


しかし、現場にいて懸命に作業を続けている東京電力の従業員や自衛隊員の皆さんは逃げるわけにはいかない。

多くの国会議員も同じ気持ちだと思う。

私たちは、逃げるわけにはいかない。

何としてもこの非常事態を乗り切らなければならない。


ガンバロー。ガンバロー。

菅総理も石原都知事も言葉遣いを間違えないことだ。