明日内閣改造を断行することにした、と報道されている。
仙谷官房長官や馬淵国土交通大臣の更迭は自然の成り行きだが、この際岡崎国家公安委員長も変えるべきである。
国の治安の責任者として一番相応しくない人を国家委員長のポストに据えていたというのが、そもそもの間違いだった。
革む（め）るに憚ること勿れ。
さて、菅総理は官房長官に枝野氏を当てる意向だということだが、小沢氏を民主党から排除していくためには役に立つが、枝野官房長官では通常国会を乗り切ることは出来ないだろう。
だから枝野官房長官を支える重要閣僚として与謝野氏を登用することにしたのだろうが、多分これも上手くいかない。
如何にも筋が悪い。
自分が先頭に立って立ち上げたたちあがれ日本の同志を裏切るような形で与謝野氏が単独で菅内閣に入るというのが良くない。
仙谷現官房長官に成り代わって与謝野氏が野党の矢弾を受ける役割を担うことになるのだろうが、おそらく与謝野氏は通常国会で火達磨になる。
小沢氏の動きを牽制するためには与謝野氏の登用は悪くない方策だが、この段階での登用は性急過ぎる。
何か変だなあ、という違和感がこれからの菅改造内閣や菅総理に付き纏うことになろう。
与謝野氏の登用は、現在の民主党には人材がいないという証明である。
菅総理の迷走はここに窮まれり、ということか。