泥沼に沈まない方法 | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

選挙の現場に通じている人は、よく言う。




折角弁護士という素晴らしい職業についているのに、なんで泥沼に足を踏み入れるようなことをするんだろう。


止めた方がいいのに。




先日お会いした市会議員の方が、私は本当はそう思っていたんですよ、と話された。




確かに泥沼である。


当選してしまえばいいのだが、当選できない間は泥沼である。


ずぶずぶと泥濘に足を取られてしまうようなところがある。




どうしたらいいのか。


一日も早く当選させていただき、思う存分国会議員としての仕事をさせてもらうに限る。


しかし、これは余程の運に恵まれなければ叶わないこと。


次善の策は、落選中は弁護士の仕事も十分出来るような体制を取ることである。


忘れられない程度に地元の会合や行事に参加し、駅頭活動だけは毎日欠かさない。


ブログは毎日更新し、政治を志す者として、なるべくいい内容のブログを発信し続ける。




そして、どんなことがあってもへこたれない。


自分の肥やしになると思って、様々な苦労を楽しむ。




頭でっかちにならないよう、とにかく身体を動かす。


祭りに参加したら、準備段階から後片付けまで全部付き合う。


頭の疲労だけではストレスが溜まるので、そのときは頭と同じ程度に身体が疲れるように運動をする。




常に小さな目標を掲げて、毎日これを達成するようにする。


駅頭に立ってビラを配布するときは、50枚なら50枚、受け取ってもらうように頑張る。


おはようございます、という挨拶をするときは、同じようにおはようございます、と挨拶を返してくれる人の人数を毎日数える。


1日50人と会う目標を掲げたら、何も考えないで愚直にこれを実行する。


周りの目を気にせず、ひたむきに我が道を行く。




これを繰り返していたら、結果的に泥沼を避けたことになる。




目標を見失うから、泥沼に入る。


目標を見失うから、将来に対する希望を失い、泥沼に足を取られてしまうのだ。


目標を見失わないで、あくまで一歩一歩着実に歩んでいれば、私たちは泥沼を避けることも出来るし、一旦泥沼に足を取られてもそこから抜け出すことが出来る。




これが15年間の政治生活から私が得た教訓である。


おそらく何にでも当て嵌まるのではなかろうか。