多分、私もお人好しなのだろう。
今日発表された日米共同声明そのものには、私は反対できない。
鳩山総理に対しては呆れて物も言えないが、この日米共同声明の文言を考えた事務方の人たちには、心からご苦労様でした、と申し上げたい。
迷走に次ぐ迷走の挙句が原案通り、というのは、素人が良くやる間違いの一つだ。
アメリカとの信頼関係を維持するために事務方の人たちがどんなに苦労されたかを考えると、日米共同声明自体を非難する気にはなれない。
それ見たことか、と手を叩くようなことも出来ない。
ただ、悲しいだけだ。
沖縄県や沖縄の人たちを余りにも翻弄し過ぎた。
お詫びをしなければならない。
しかし、それでも、今回の日米共同声明そのものは支持しなければならない。
私は、そう思っている。
鳩山総理の後を襲う政治家が誰であろうと、ここまで来た以上わが国としては今回の日米共同声明の線で国内世論を纏めていかなければならない。
私は、そう考えている。
これ以上アメリカとの信頼関係を壊すようなことは、結局国民を大きな危険に曝すことになってしまう、と考えるからである。