じりじりと民主党の人気が落ちてきた。
参議院選挙直前には10パーセント台にまで支持率が凋落することは必至だ。
理由は単純だ。
民主党に任せたら危険だ、という不安感が蔓延し始めたからだ。
もう、鳩山総理を信頼している人は少ない。
鳩山総理が必ず奇跡を起こしてくれる、などという期待をしている人は、私の周りには一人もいない。
政治的指導力がないことは、歴然としている。
小沢幹事長の言いなりになるしかない、ということも皆、知っている。
腹黒くは無いが、腹の中が空っぽだということは昨日指摘したとおりである。
本当のお坊ちゃまだったなあ、と、愛想を尽かされ始めている、ということだ。
一方、小沢氏を信用している人も少ない。
時々はおやっと思うような邪気のない顔を見せることもあるが、大体は、口を不機嫌そうに結んで、仏頂面を見せている。
その顔で自分の意思を表現している。
この人の顔は見たくない。
民主党の人たちがおっかなびっくりな様子で小沢氏に対処しているのを見るにつけ、実に滑稽だ。
民主党から小沢氏と鳩山氏がいなくなればどんなにすっきりするだろう。
民主党のいいところを殺いでいっているのが、この二人だ。
自民党は、さすがに底力がある。
いざとなればベテラン勢が出てくるだろう。
魅力には乏しいが、一定の安定感はある。
これで若手が抜けるようなことがなければ、そこそこの支持を獲得できることは間違いない。
しかし、これからの日本の政治の牽引力は自民党にはない。
これは、やむを得ないことである。
守りに入った政党には、若い人を魅きつける力は無い。
私がお話を聞く年輩の方々はどうも舛添氏には批判的で、その方々の話だけ聞いていると新党改革にはそれほどの将来性がないように錯覚するが、テレビに登場する舛添氏の発信力は相当なものだ。
温厚な谷垣さんでは表現できないような力を感じさせる。
おそらく日を追うごとに支持率が増えていくだろう。
やはり、みんなの党と新党改革がこれからの新しい政治をつくる軸になる。
私は、そう思っている。
さて、この二つが一つになるような動きをすることが出来るかどうか。
日本の将来のために、第三極は、若くて丈夫で骨太な方がいい。