国会議員は、本来の仕事をしていないと思う。
年がら年中選挙運動をしている人たちになぜ高額の歳費が出るのか、私には不思議だ。
もっとやることがあるだろう。
私は、そう言いたい。
臨時国会は明日閉会になるが、この臨時国会は酷かった。
こんな雑な国会はない。
審議を尽くさないまま、数の勢いで最低限、最小限の法案を可決成立させた。
そういう印象である。
確かに疑惑を追及されるのは嫌だろう。
法案の審議は出来るだけ短く、さっさと上げたいのが人情だろう。
しかし、国民に開かれた国会を実現するためには、委員会の審議こそ充実すべきである。
事業仕分けは、国会の審議ではない。
補正予算の見直しなり、来年度予算についての概算要求の削減なりの行政内部での手続きの一つでしかない。
如何にも行政に国民の監視の目が届いたかのような錯覚に陥るが、国会が国会としての機能を果たしたわけではない。
私たちは、目くらましにあったようなものだ。
事業仕分けに気を取られている内に、臨時国会は十分の審議もしないまま閉会になる。
おまけに自民党は、党首討論の開催や予算委員会での集中審議を与党が拒否していることを理由に、抗議の意味を籠めて延長後の国会審議をボイコットしているという。
不満である。
こんなことしか出来ないのか。
呆れてもいる。
国会改革が叫ばれているが、こんな国会ではいずれ国民から総スカンだろう。
今朝の朝日が述べるとおり、通年国会にすべきである。
国会議員よ、仕事をしろ、と言いたい。