出口調査というものは実に酷なものである。
誰もまだ一票も見ていないのに、もう当選確実などとテレビが報じる。
私を応援してくださった方々もさぞがっくりと肩を落とされているだろう。
実は、私はまだテレビは見ていない。
8時の段階で相手方候補に当確が打たれたなどと聞かされても、動きようがない。
どうやら凄いことになりそうだ。
これで正義が捻じ曲げられるようなことにならないに、注意する必要がある。
圧倒的多数の議席を占めた民主党に、どうやって政治の本道を歩ませることが出来るか。
これがこれからの私の仕事になりそうである。
護民官。
そういう言葉があった。
正義を護り、国民を護る。
法を司る立場にあるものは、常に正義を貫徹することを目指さなければならない。
政治の不当な介在で法の執行が歪められることがないように、私は、これから護民官としての新たな活動をスタートさせることにする。