財政再建への道筋をどうつけるか | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

私には答えられない難問である。


どうやって日本の財政を再建するのか。

いつ、何を、どう動かせばいいのか。


しかし、私のブログの読者の方で物凄く財政に明るい方がおられた。

単なる文学的修辞に走りやすい政治家の議論と較べて、明快で頭に入りやすい。

こういう議論を見ていると、私にとっては難問でも、必ず解決の方法がある。

そういう風に思えてくるから不思議だ。


知恵のある人たちである。

こういう方々の議論は、我々に勇気を与えてくれる。

その勇気が行動力を生む。

以下は、私の素人の見立てである。

皆さんのご批判を受けてみたい。


現在の日本の経済状況を考えれば財政出動は当然だが、財源は国債にならざるを得ない。

利払い負担が国家財政に与える影響を考えれば、早く無利子国債の発行を認めたくなる。

無利子国債の引き受け手などいない、ということになると、日銀券を無限に発行するしかなくなる。

いずれにしてもインフレが進行するだろう。


デフレ経済を早くインフレ経済に転換しなければ、日本の経済は再生できない、などということを聞かされてきたが、適当なインフレ、などは不可能という。

なんのかんの言っても、インフレ政策しか財政再建の方策はないように見える。


如何だろうか。

このインフレ政策はやがてハイパーインフレになる、と脅かされてきたが、これまでの議論を読んで、日本ではそうならない、と思えてきた。

これはいい。


安心して、私の懸念を語ることが出来る。

つい先ほどまでは、こんなことを私が口にしてしまったら、本当に日本の危機が深刻化するかも知れない。

分かっていても口を噤んでおく方がいいかしら、などと思っていたのだから。
どうやら杞憂に終わりそうだ。


必ず日本の財政破綻は、回避できる。

そう信じて、私の疑問を皆さんに投げかけておきたい。

どうやって日本の財政再建の道筋をつけたらいいですか。


私が懸念していたのは、日本でも超インフレ政策を採らざるを得なくなる日が早晩来るのではないか、ということだった。

超インフレ政策の国家、デノミ政策を取ることになり、新円切替、預金封鎖、国債の償還停止、無利子国債同様の性質を持つ政府発行紙幣との強制交換などなど、大変な事態が次から次へと起きてくる。

そんなことになってはいけない。

そんな事態を招かないように衆智を集めなければならない。

それが、私の思いだった。


そんなことは、あり得ない。

どうやら、そういう答えが聞けそうだ。


日本の財政をどう立て直していくか。

皆さんで自由に意見交換を進めていただきたい。

そして、素人の直感、の誤りを是非正していただきたい。


(なお、上記の私の懸念は、明治維新や戦後の日本経済立て直しの経緯から単純に類推したものである。

日本ではインフレのコントロールが十分に効きそうだ、という話で安心した。

まもなく選挙の本番に入るので、当分の間は政治家抜きでの意見交換ということになるだろう。

これまでの議論を読んでいると、その方がより実りの多い議論になりそうな予感がする。)