おはようございます。
自民党の早川忠孝です。
平成8年の衆議院選挙に初めて立候補してから13年になります。
この13年間毎日のように駅頭に立ってきました。
国民と政治家の間に立ちはだかっている大きな壁を取り払おうと努力しております。
国民の常識、良識が通用する社会を作ろうと努力しております。
現在は毎日ブログを更新し、ブログのコメント欄をオープンにしております。
皆さんの声が国会議員や総理官邸、マスコミに届くように、新しい時代にふさわしい政治のスタイルを作ろうとしております。
今のままの自民党でいいとは考えておりません。
若い人が政治に挑戦しやすくしなければなりません。
世襲制を制限し、政策本位の政治を実現するために、自民党を刷新する第三世代の会を立ち上げ、代表世話人に就任しました。
現在は、法務大臣政務官として、国民の安全を守り、国民の安心を支えるという大事な仕事を担っております。
先日、殺人等の重大犯罪について公訴時効を廃止するという報告書を法務省の勉強会でまとめました。
おそらく歴史に残る報告書になると思います。
私は、一般の方が犯罪の被害に遭わない、安全で安心できる社会を作りたいと思っております。
私は、心配です。
マスコミが政権交代を煽ってきたため、多くの人がいよいよ本当に日本が変わる、と思い始めました。
変革の時代に入りました。
しかし、どのように変わるのでしょうか。
我が国は今、大きな危機に直面しております。
第一は、世界の経済危機です。
第二は、日本の安全保障の危機です。
第三は、子供たちの教育の危機です。
その他、少子化社会の危機、財政破綻の危機、地球温暖化の危機、水や食料が不足する危機などです。
最初の三つの危機についてお話します。
私たちは、昨年9月、リーマンブラザーズの倒産によるアメリカの金融危機が表面化してから現在まで、歯を食いしばりながら、なんとかこの危機の拡大を免れてきました。
しかし、今、私たちが経済の舵取りの手を放してしまうと、景気後退、企業倒産、解雇の嵐が吹き荒ぶ時代に突入するかもしれない。
これが、第一の心配です。
アメリカがくしゃみをすれば日本が風邪をひく、アメリカが風邪をひけば日本は肺炎を起こす、と言われてきました。
そのアメリカが今、肺炎を起こしているのです。
昨年9月アメリカではじまった株の暴落があっという間にヨーロッパに飛び火し、アジアに、そして日本に拡がってきました。
世界の金融危機が、世界同時不況、世界恐慌を招く。
手を拱いていたのでは、そうなったかも知れません。
私たちは、野党の反対を押し切って、昨年の9月の臨時国会と今年の通常国会を通じて、4回にわたる予算を編成し、切れ目のない緊急経済対策を実施してきました。
これまでにない対策です。
非常時だから非常時にふさわしい緊急経済対策を発動してきました。
ようやくその効果が上がり始めました。
日本の経済の先行きに明るい兆しが見え始めたところです。
しかし、民主党は、補正予算を見直し、予算の組み替えを行うと言っております。
企業に対する様々な特別減税措置も見直し、廃止することも検討していると言います。
不動産・住宅産業、家電メーカー、自動車メーカーに対する緊急経済対策が白紙撤回されるようなことになれば、企業の倒産や解雇が続出することになりかねません。
私は、ようやく軌道に乗り始めた企業の生産活動が、再び停滞し、縮小、廃業に追い込まれるのではないかと心配しております。
最先端の科学技術の開発研究が進まなくなれば、産業構造の転換も進まなくなり、やがて日本の国際競争力が失われます。
産業の空洞化も進むかもしれない。
今、経済の舵取りの手を絶対に離してはならない。
私は、そう思っております。
まずは景気だ。
麻生総理は、そう訴えてきました。
そのとおりです。
日本は、まだ経済危機を乗り切っておりません。
日本の経済の立て直しを進めるためにも、私はどうしても政治の基盤を安定させなければならないと考えております。
新しい時代。大きな和をつくろう。
私は、そう訴えてきました。
さまざまな意見の違いがあるのは当然です。
しかし、その意見の相違を乗り越え、それぞれの立場の違いを克服して、危機を乗り越える大きな力を作り出していかなければなりません。
私は、自民党の若い国会議員と、危機と戦うセーフティネット議連を立ち上げ、会長に就任しました。
危機と闘うために私たちは、知恵と力を結集していかなければなりません。
さて、人種対立の激しかったアメリカでは黒人のオバマ氏が第44代大統領に就任し、対立から融和へ、戦争から平和へと大きく舵を切りました。
まさに世界は変革の時代を迎えました。
日本は、戦争を放棄し、国際平和に貢献することを志向してきました。
国際平和、国民主権、基本的人権の尊重を国是としている日本を変えてはならないと思います。
しかし、民主党の小沢一郎前代表は、政策よりも政局、常に対立と破壊を志向してきました。
日本にとって大変危険な政治家だと思います。
小沢一郎氏に日本の運命を委ねてはならない。
そう確信しております。
麻生総理は、8月は日本を考える月である、と訴えました。
そのとおりです。
64年前の昭和20年8月6日、広島に世界で最初の原爆が投下され、14万人の尊い命が一瞬にして失われました。
同じ年の8月9日には長崎に世界で最後の原爆の投下がなされ、7万人を超える方々が亡くなられました。
私は、その昭和20年9月に長崎で生まれました。
核兵器は、二度と行使されてはならない。
戦争を放棄し、平和愛好国家として歩んできた日本が、再び戦争をする国になってはならない。
政権の交代や変革を求める国民の声が、平和から戦争の時代への転換の引き金になってはならない。
私は、そう思っております。
我が国は、戦後64年間戦争を行っておりません。
私たちは、それが如何に難しいことであったか、よく噛みしめる必要があります。
世界の大国といわれる国の中で、64年間一度も戦争を経験していないのは、日本だけです。
世界で最強の軍事力、経済力、科学技術力を持つアメリカと同盟関係を結び、かつ国連に加盟し国際社会と協調してきたからこそ、戦争を抑止することができたのです。
これから50年、100年と戦争のない時代を続けていくことが大事です。
そのためには、アメリカとの同盟関係や国際社会との連携を強化しておかなければなりません。
しかし、自衛隊を憲法違反と決め付け、アメリカに対して基地の撤去を求めている社民党や共産党と手を組んで政権を取ろうとしている民主党は、我が国の安全保障の基盤を崩そうとしています。
日本がアメリカとの約束を守らないで、アメリカに日本を守らせる。
誰が考えてもそれは不可能です。
民主党は、平気でアメリカとの約束を反故にしようとしております。
日本の安全保障の危機です。
自分で自分を守る気概もその準備もない国が、他国から守ってもらえる。
そんなことはあり得ません。
民主党の幹部は、4兆7000億円の防衛予算の3分の1を削って社会保障の財源に充当することを考えているようですが、これで日本は、自分の国の独立と平和を保てるのでしょうか。
日本の安全保障の危機が目の前に迫っております。
第三の危機は、子供たちの教育の危機です。
教育の現場が政治活動や労働運動の拠点となり、子供たちが置き去りにされてしまう。
そんなことにならないようにしなければなりません。
しかし、日教組の県委員長が民主党の参議院議員会長の要職を務めております。
教育再生なくして日本の再生なし、ということで進めてきた教育改革をすべて白紙に戻す、ということを民主党は主張しております。
ダメ教師をなくすための教職員免許法の改正や教育基本法の改正などをすべて元に戻す、というのです。
それこそ日教組が文部行政を牛耳ることになります。
入学式や卒業式での国旗の掲揚や国歌の斉唱を妨害するような教職員を育ててきた日教組が教育の現場を支配するようになれば、日本の教育力がますます失われていくことは必至です。
教育の荒廃がやがて日本の荒廃に直結します。
子供たちの教育の危機がすぐそこまで来ている。
私たちは、そのことを十分認識しておかなければいけません。
私は、政界の再編は必至であると考えております。
日本を安定した軌道に乗せていくために、どうしても安定した政治勢力をつくる必要がある。
現在の危機を乗り越えるための大きな力を私たちはつくらなければなりません。
そのためにこそ、私は訴えております。
新しい時代。大きな和をつくろう。
大きな輪を作り、その輪の中にいろいろな方に入っていただきたい。
自民党を刷新する第三世代の会も、危機と戦う!セーフティネット議連も、こうした新しい政治勢力を作り上げるための準備です。
自民党の中で、自民党を超える自民党をつくる。
脱世襲、脱派閥、脱官僚。
そして、徹底的な地方分権を実現し、限りなく連邦制に近い道州制を実現し、中央集権的な日本の統治システムを変える。
憲法の改正を実現する。
これが私の目標です。
私は、国民の良識、常識で日本の政治や行政、さらには裁判が動く時代、を作り上げたい。
そして、その先頭に立ってまいりたい。
大変厳しい政治状況ですが、自分自身のすべての力を籠めて訴えます。
新しい時代。大きな和をつくろう。
自民党の早川忠孝です。
よろしくお願いいたします。
これが、今日収録予定の動画の原稿です。
いつも私が街頭で語っている内容を整理しただけですが、如何でしょうか。