おはようございます。
だんだん馬脚が現われてきたようです。
この段階での民主党のマニフェストの改定は、まだまだ民主党という政党が本物ではない、ということを示しております。
小沢一郎氏は、政権を取ってから政策を考えればいい、一貫してそういう考えだったようです。
政権についていない段階で何を言っても実際に実現しようとすると色んな障害が出てくる、本当の政策を作るには政権を取らない限り必要なデーターが揃っていないのだから、出来っこない、と割り切っていればいい。
そのくらいの割り切り方をしていました。
怖いくらいの冷徹な思考をするのが小沢氏でした。
その点、鳩山由紀夫新代表、岡田克也事長コンビは、正直です。
まあ、普通の人だということでしょう。
私は、民主党のマニフェストなり政策インデックスは、これから先もどんどん修正されることになると予測しています。
十分詰め切っておりませんでした。
私はその議論に加わっておりませんでした。
多分、鳩山由紀夫氏や岡田克也氏ならそう認めてしまうでしょう。
人間としては出来るだけ正直な方がいい、と思っておりますので、私はそのこと自体あれこれ言挙する気にはなれません。
すべて未完成、未熟であることを理解した上で、選択をしていただく必要があります。
しかし、鳩山由紀夫氏は、言わずもがなのことを口にしてしまいました。
マニフェストが実行できないときは、辞める。
辞めればいい。
そう言ったようです。
私は、鳩山由紀夫氏はこれまでに致命的な間違いを犯してきた。
小沢氏と同様、政治の表舞台に立たれては困る人の一人だ、と思ってきました。
細川護煕氏よりも挫折は早いと見ております。
マスコミは、今は政権の椅子取りゲーム的な感覚で政党対立を煽っております。
しかし、選挙が終わった後は、小沢氏の西松関連迂回政治献金・談合事件や鳩山由紀夫氏の故人献金偽装・脱税疑惑事件に火がつくことは必至です。
秋口には、いよいよ小沢氏の公設秘書の事件の公判が始まる、ということは、そういうことです。
鳩山由紀夫氏の事件は既に告発されております。
私は、いよいよ本格的な政治浄化の時代が始まった、と思っております。
国民の声に蓋をする、などということは不可能な時代です。
検察審査会法の改正で、違法行為について刑事訴追を自ら求めることができる、強力な武器を既に獲得しております。
政治資金規正法の改正で、政治家や政治団体の支出について直接監視でき、告発する権限も獲得しております。
マスコミや一般の有識者がこれに気づいてその権限を行使し始めたら、脛に傷のある政治家は一溜まりもありません。
臭いものに蓋をする。
疑惑事件を揉み消そうとする。
そんなことをしたら、その時点で政治生命を失います。
そのことを私たちは肝に銘じるべきです。
まだ、時間はあります。
新しい時代を担うに相応しい人を、皆さんには選んでいただきたい。
現在の政党の枠組みは、来年の参議院選挙まででしかない。
あるいは、選挙が終わった途端に新しい流れを作らなければならないかもしれない。
新しい時代。大きな和をつくろう。
今度の選挙は、一人ひとりの政治家の本当の資質を見極め、これからの日本に役に立つ人を、皆さんの責任で選んでいただきたいと思います。