私は、18歳から選挙権を行使できるよう主張してきた。
法制審の民放成年年齢部会が民法の成年年齢を18歳に引き下げることが適当とする最終報告書をまとめた、という記事が各紙に掲載されている。
ついにこの日が来たのか、という感じである。
私たちは、意識改革を迫られている。
18になっても、19になってもまだこどもだ、などという甘えは通用しない。
25歳とか30歳位になるまで精神的になかなか成熟しない、などという精神医学の専門家のコメントなど見ると、ああ、日本の過保護はここまで来てしまったか、という思いに駆られてしまう。
自分の判断で進学先や就職先、自分の進路を選ぶべきだ。
いつまでも親に依存していてはならない。
いつまでも社会に依存してはならない。
自立の準備を怠るな。
社会人になるための準備を、今から始めよ。
社会に放り出されてからでは遅すぎる。
18歳になるまでに、自分で契約することを覚えよ。
高校進学率が95パーセントを超えている今がチャンスだ。
漫然と生きることを止めよ。
これからは、自覚的に生きよ。
そういうメッセージが、成人年齢引き下げである。