大雪山トムラウシ山で遭難 | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

おはようございます。


痛ましいニュースです。


悪天候や疲労の蓄積などを懸念した複数のツアー客が「中止した方がいい」とガイドに申し出ていた。

出発後も「引き返した方がいい」「救助要請を」と訴えたツアー客がいた。

ガイドは午後から天候は回復すると判断し、午前5時30分ごろ出発したという。


この夏に8人もの方が北海道で凍死された。

そんな馬鹿な、と思うことばかりだが、過ちというのは、こんな風にして起こる。


もはやどうやっても取り返しがつかないが、犠牲者の皆さんの無念を思うと、本当に居たたまれない。

だから言ったじゃないか、と言ってもどうしようもない。

根拠のない楽観でツアーを強行したガイドは、普段どういう生活をしていたのだろうか。


皆、自分と同じ体力の持ち主だとでも思っていたか。

俺についてこれない弱い奴は脱落しても仕方が無い、とでも思っていたか。

これくらいの雨風はたいしたことはない。

悪意はまったくなく、無邪気にそう信じていたか。


無邪気だったんでしょうね。

犠牲者の皆さまのご冥福をお祈り致します。


(こういう企画を強行する旅行会社の存在を見逃していた、行政や立法の不作為も勿論問われなければなりませんね。決して他人事ではありません。)