おはようございます。
痛ましいニュースです。
悪天候や疲労の蓄積などを懸念した複数のツアー客が「中止した方がいい」とガイドに申し出ていた。
出発後も「引き返した方がいい」「救助要請を」と訴えたツアー客がいた。
ガイドは午後から天候は回復すると判断し、午前5時30分ごろ出発したという。
この夏に8人もの方が北海道で凍死された。
そんな馬鹿な、と思うことばかりだが、過ちというのは、こんな風にして起こる。
もはやどうやっても取り返しがつかないが、犠牲者の皆さんの無念を思うと、本当に居たたまれない。
だから言ったじゃないか、と言ってもどうしようもない。
根拠のない楽観でツアーを強行したガイドは、普段どういう生活をしていたのだろうか。
皆、自分と同じ体力の持ち主だとでも思っていたか。
俺についてこれない弱い奴は脱落しても仕方が無い、とでも思っていたか。
これくらいの雨風はたいしたことはない。
悪意はまったくなく、無邪気にそう信じていたか。
無邪気だったんでしょうね。
犠牲者の皆さまのご冥福をお祈り致します。
(こういう企画を強行する旅行会社の存在を見逃していた、行政や立法の不作為も勿論問われなければなりませんね。決して他人事ではありません。)