群れることを懼れるな | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

静岡知事選挙に関しての私の見立てが狂っていたようです。


大事なメルクマールを指摘し忘れていたのが、原因です。

それは、霞ヶ関です。

これからは、霞ヶ関との距離が近い人は選挙で苦労する。

脱霞ヶ関を標榜する人の方が、霞ヶ関の代弁者よりも有権者の心を捉えやすい。

このことを勘定に入れるのを、忘れておりました。


埼玉市長選挙、千葉市長選挙、横須賀市長選挙などを通じて、ますますその傾向がはっきりしてきております。

これから選挙に挑戦しようとする人は、このことをよくよく心得ておくべきです。


そういう意味では、脱藩官僚の会の江田憲司氏はなかなかいい線を行っています。

しかし、江田氏は、どうも独立自尊派で、人と群れるのが苦手そうです。


人にあれこれ指図するのには慣れているが、自分が黒子になって人のために汗を流す、というところが少ない。

たまたま脚光を浴びてスターになることがあっても、今のままでは、一軍を率いる将にはなれそうにない。

私にはそう見えます。

磨けば光るはずなのに、このまま孤立を続けていれば本当の意味での切磋琢磨の機会を掴めない。

ちょっと残念です。


渡辺喜美氏も、その後なかなか飛躍するチャンスを掴めそうにありません。

仕掛けが、早過ぎた。

決起する時を、見誤った。

多分、そういうことでしょう。


こういった人材がバラバラに活動しているのは、実にもったいないと思います。

私は、これからの1週間は永田町は再び凪の状態になる、その間に自民党の若い有為な人材と江田氏や渡辺氏との間になんらかの接点が出来ればいいいのにな、と思っております。


自民党にどういう人材がいるのかは、よく分かっております。

このまま放置しておけば、しかし皆、燻って、劣化してしまう。

これももったいないことです。


何らかの糸口があれば、一つの流れに束ねることが出来るはず。

新しい時代、大きな和をつくろう。

それが、現在私を突き動かしている思いです。


皆、私よりも若い人たちです。

皆さんに申し上げたい。

群れることを、懼れてはならない。