決めるのは麻生総理 | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

右往左往しているような印象が残りましたが、どうやら麻生総理は危ない橋を渡らない方に賭けられたようです。


総理の党役員人事構想が何故この段階で漏れてきたのか、不思議ですが、完全な潰れのようです。

いくらなんでも、役員の顔を変えたらすぐ解散だ、などという戦利略を支持する人はいないはずです。


やるべきことはやる。

やるべきときは、時期を見計らって渾身の気合を籠めて、一気にやる。

そういうことでないと、成果を挙げることは難しいと思います。


麻生降ろしの声が公然と上がってきましたが、単なる当面の選挙を意識しての、顔の挿げ替え程度しか志向していないのであれば、私は到底賛成できません。

志が低い。

そう言わざるを得ません。


ここは、内閣の大改造を行い、麻生内閣のこれからの政策を高く掲げるべきでしょう。

私は、チーム麻生の本当の姿を見てみたい。

誰にも遠慮しないで、思う存分ご自分のキャラクターで新しい内閣を立ち上げていただきたい。

年功序列でもなく、派閥均衡でもない。

あくまで、政策本位、人物本位でこれぞという人を選んで、乾坤一擲の勝負に臨んでいただきたい。


私たちにとって最後のチャンスだと思っています。

おやりになるときは誰にも明かさず、一気に最後までやりきっていただきたい。

ここで不満が爆発するようなことがそれはそれでいいことです。

不満のエネルギーが必ず再生のエネルギーに転化します。

コンチクショーと言わせるくらいの思い切った人事をやれば、その後の日本の政治の主導権は総理が完全に握ることになります。


ここは、敵を作るところ。

皆さん動き出す大義名分がなく、動くエネルギーも不足気味で、国民から飽きられ始めています。

怒らせるくらいが親切というもの。


7月に入ったら両院議員総会の招集請求の呼びかけをするつもりです。

ターゲットは、7月20日。

通常国会が終了する7月28日までに両院議員総会を開いて、来るべき衆議院の総選挙に党としてどう臨むか徹底討論をしたいと思います。


おそらくその頃には、新党が出来ていると思います。

それまでに新党の一つも出来ていなければ、皆、弱い政治家揃いだと軽侮を招くでしょう。

渡辺さんも平沼さんも、動くとすればこの時しかないはずです。

本当は小泉さんが動くことが出来れば、相当の成果が上がるんじゃないかと思いますが、多分小泉さんは何もされないでしょう。


そして、私たち一人一人は、重大な岐路に立たされます。

そういった展開を考えて、麻生総理に決断していただきたい。

それが私の願いです。


衆議院選挙の前に総裁選挙を実施すること。

そして、麻生総理は思い切った旗を掲げて総裁選挙に出馬されること。


私は自民党の再生戦略はこれしかない、と思っております。

結果的に自民党の解体に繋がるかも知れませんが、再生のためにはこのような荒療治が必要になるときもあります。

私は、今がそのときではないか、と思っております。

何にしても決めるのは、総理です。