政治家が自分の身を削る | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

おはようございます。




元気5人組の提言については、賛同することにします。


自分たちの身を削るべきだ、という声はやはり正しい。


どの程度に、ということは言えないが、できる限り、というニュアンスが3割の部分に籠められているからです。




細田幹事長が超党派での決議を目指すことを表明しています。


おそらく1割以上カット、という線が穏当なところでしょう。


しかし、それでは当たり前過ぎる、もっと自分たちも血を流すべきだ、そういう声です。




さすがに全額カットはない、おそらく2割程度の削減を打ち出すことになるだろう、と私は予測しています。


しかし、若手はもっと先を行く。


そういうことを示す、元気5人組の政治行動です。




カットした歳費を何に使うか明らかにせよ、というコメントがありましたが、単純に歳入の欠損分を縮減するだけで、これを新たな支出の財源にするわけではありません。


歳費を毎月1割カットして基金を設立しては、という提案も頂戴しました。


ありがとうございます。


なかなかいい提案だと思います。


ただ、それは結局、歳費減額論に帰着するだろうな、と思います。




選挙後にカットすることにしたら、という実に私たちの懐具合にも配慮頂いた優しいコメントも頂戴しました。


しかし、6月の賞与支払時期に間に合わせるための緊急提言ですので、この提言は先送りできません。


議院運営委員会で審議されるテーマですが、元気5人組が緊急提言した意味は大きいと思います。




政治は一人の力では出来ません。


様々な意見の相違、利害の相克がある中で、一つの大きな力に結集させていかなければ、大事な政策も実現できない。


妥協は、必然です。


他人から言われてカットされるより、自分から申し出てカットを実現する。


今は、そういう心境です。




議員年金は廃止(衆議院議員で当選6回以上の、受給権限を既に取得している長老や中堅議員は適用対象外)になり、今度は、いよいよ歳費の問題が焦点に上ってきました。


次に政治資金についての議論が盛んになり、国会議員の多くがどんな生活を日常を送っているか知れば、これから国会議員に手を上げようと思う人は確実に少なくなるでしょう。




これで少数精鋭、ということになればいいのですが。


この一連の改革には、いいことも、悪いこともある。


私の正直な感想です。