山本一太氏がかつて言っていた。
民主党は、割れっこない。
政界再編などと言っても、乗ってくるはずがない。
彼らは、このままの方が都合がいいと思っている。
確かにそのとおりだろう。
未だにどこからも私の呼びかけに呼応する声が上がってこない。
だって、黙って待っていた方が楽だし、間違いがないから。
鳩山氏も菅氏も岡田氏もそう思っているようだ。
野田氏や枝野氏も動こうとはしていない。
仙石氏や平岡氏は私とは明らかに異なった政治信条の持ち主であるが、彼らも動こうとしない。
前原氏も、動き出しそうで動きがない。
そんな情勢にあきらめたのか、山崎拓氏が選挙前の新党はない、と延べ、加藤紘一氏も政界再編の時期について口を濁している。
中川秀直氏は、選挙の直前あるいは直後に政界再編が必至だと言っているが、どうも現時点ではまだその展望が開けていないようだ。
いよいよ今日で平成20年の幕を閉じる。
私は、何らの将来展望も希望もなく、新しい年を迎えることが嫌いだ。
無理やりでも、自分なりの展望を作る。
そして、その目標達成に向けて全力投球する。
これがこれまで私が歩んできた道である。
来年3月一杯までは、現在の職務に精励したい。
そして、4月以降は、政界再編に向けて、私なりに努力する。
政界再編の旗頭は、麻生総理でも民主党の鳩山幹事長でもいい。
とにかく、次の選挙の前に政界再編の構想を明らかにし、その上で国民の審判を仰ぐ。
国民不在で国の進むべき道筋を決めてしまうことだけは、したくない。
その上で、平成22年7月に衆議院・参議院の同日選挙を行い、いよいよ日本の政治を本格的に安定した軌道に乗せる。
これが私の現時点での考えである。
これらの一連の過程で私がどういう役割を担うことになるかは、分からない。
しかし、すべて天に委ねたいと思っている。
幸い私は、自由人である。