私の政治活動の原点は小泉改革にあるから、どんな組み合わせでもいいとは言っても、小泉改革の成果を全部覆してしまうような政界再編は困る。
それは、反革命だ。
既得権益を容赦なく剥ぎ取り、国民の常識を基軸に日本の政治の再生を図ってきた。
小泉改革の本質は、そこにあると考えている。
それを根底から否定するような政界再編では困る。
小沢氏は、どう見ても古いタイプの政治家だ。
小泉氏の対極にいるようなものだ。
西松建設の裏ルート献金で名前が上がってきたが、小沢事務所が様々な形で資産を形成してきたことは、古手の政治関係者であれば皆承知していること。
しかし、もはやお金では人を動かせない。
政権交代、というかけ声だけでも、人は動かない。
最近麻生総理よりも小沢氏を次期総理に推す声が高くなった、というのも一時的な現象で、本格的に政界再編の動きが表面化すればあっという間に変わってしまう。
小泉改革を正しく継承しながら、その光と影の影の部分に的確に対処できれば、それが政界再編の基軸になるはず。
私は、そう見ている。
現在の経済情勢の下で大胆な政策転換は、当然だと思っている。
しかし、折角の小泉構造改革の成果を水泡に帰してしまうような、改革の後戻りはしてはならない。
郵政民営化を元に戻そうとするかどうか、が政界再編のリトマス紙になるのではないか。
なお、私自身は、民営化会社の経営判断として窓口業務の一体化や会社の統合はあり得ると考えている。
しかし、どんなことがあっても、民営化会社を再び公社や国営会社に戻すようなことはしてはならない。
出来れば各事業会社を統合して、更に地域分割する、ということを考えてもいい、とさえ思っている。
皆さんのご意見をお伺いしたい事項でもある。