平沼赳夫氏は新しい旗を立てるときだ | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

国の形を明らかにしない限り、迷走は止まらない。

そのとおりである。

その、新しい時代の国の形を作るために旗を掲げた安倍総理は、自沈してしまった。


平沼赳夫氏が自民党にいれば当然大きな役割を果たしただろうが、亀井静香氏に遠慮するあまり行動のタイミングを誤り、現時点では孤立の道を選択している。

自民党を離党後、新党の結成に向けて活動していれば相応の影響力があったと思うが、もはや現時点では新たな保守の結成の核にはなり得ない。

日本会議のメンバーでは、新たな穏健保守のうねりを作ることなど出来ない。

私は、そう見ている。


国の真の自立、独立を求める声に同調はするが、その先が違う。

核の開発(核保有論議のこと)も辞するべきではない、などという同志に囲まれた平沼氏は、優れた政治家ではあるが、今の時代の新しい旗頭には出来ない。


伝統保守の立場に立つ人は、この際平沼氏を旗頭にして新党を作ったらどうか。

自民党の有力者にも同志が沢山いるはずだ。

現在の自民党は、なるべく自分の個人的主張や個性を消して、とにかく来るべき総選挙に備えようとしている。

しかし、これでは大きな力を作ることは出来ない。


一番保守として政治的主張が明確なはずの人たちが退路を断った行動に出ないから、なんとなくずるずると今日の政治的閉塞状況を招いている。

誰かが新しい旗を立てれば、次にまた新しい旗が立つはず。


煽るようだが、新しい年は、こうやらなければなかなか展望は開けないだろう。

新しい穏健保守の政治のうねりを呼び起こすためにも、多分その対極に立つはずの平沼氏や平沼氏に同調する方々の決起を促したいところだ。