いつの間にか、木々を飾っていたイルミネーションが消えている。
通りすがりに見えていた病院の食堂の飾りも取り外されている。
クリスマスが終わったのだ。
今日は、一段と寒気が強い。
今朝も手がかじかむような朝だった。
本当の冬が到来した。
この寒空で、どのくらいの人が震えているか。
それにしても、不景気の風が一段と身に沁みてくる。
「まずは、景気だ。」
麻生総理のポスターが最近霞みがちだったが、「まずは、景気だ」のかけ声は、やはり正しい。
10月の10日過ぎ頃から、急激に業績が悪くなった。
それまでは仕事が一杯で断るほどだったのが、急に受注が無くなってきた。
取引先が倒産して、貸し倒れが増えたという話をあちこちで聞いている。
本当に来年が心配だ。
そういう切実な声を聞いた。
こういう状況で足の引っ張り合いをしていては困る。
自民党の中で総理の足を引っ張るようなことは、して欲しくない。
こんな状況で衆議院の解散総選挙などできるはずはないでしょう。
民主党は、何を考えているんだろうね。
こういう声も何カ所かで聞いた。
臨時国会は閉会したが、1月5日には通常国会が開かれる。
一日も早く第二次補正予算を成立させて、景気の回復と雇用の安定に全力を尽くさなければならない。
これが、政治家の大事な役割である。
この寒空で震えていた人たちは、果たして暖かい寝ぐらを確保できただろうか。