自民党に対する逆風は、簡単には止みそうにない | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

100年に一度の事態だ。

そう麻生総理が述べていたが、昨日の株式市場の暴落は、それが決して大袈裟ではないことを端的に示している。


出来るだけのことは、すべてやる。

そう断言する麻生総理の言葉は、実に力強い。


道路特定財源から一兆円を地方に、使途を特定しないで交付する。

これもいい。

日本の経済を下支えするために、あらゆる手段を行使する、というのだから、私たちはこの難局に真正面から立ち向かおうとしている麻生総理を全力で支えなければならない。

来週早々には緊急経済対策の第2弾が打ち出されるだろう。


この調子でこれからも粛々と国政の運営に邁進していただきたい。

麻生内閣は、危機突破内閣にならなければならない。


金融機能強化法の改正案が昨日閣議決定された。

いよいよ来週から国会での審議が始まるが、一日も早く改正を実現して欲しい。

民主党は、この段階に来ても、解散を約束しなければ円滑な審議には応じない、などと、政局にせんがための方針をちらつかせているがどうも姑息だ。


いったい日本が直面している現在の危機をどう捉えているんだ、と叫びたくなる。

とても、民主党には政権を担当する用意があるようには思えない。


「自民党には不満だが、民主党には不安だ。」


上田清司埼玉県知事がそう述べた、と民主党の山根参議院議員が叙勲祝賀会の席で紹介していたが、それでは困るのである。

自民党と民主党を超える新しい安定した政治勢力をどうしても作らなければならない。

私は、そう思っている。

今朝の街頭は、専ら政界再編の必要性を訴えることが中心だった。

私の活動を密着取材したいということで毎日新聞の記者が朝霞台の駅頭に来ていたが、取材の最後に一言。


「早川さんは、地元選出の衆議院議員早川忠孝、と挨拶しているが、自民党の早川忠孝、とは余り言いませんね。」


うーん。


今朝駅頭でマイクを握る私の傍に、明らかに後期高齢者と思しき人が近づいてきて、こう言った。


「あんた、何党。自民党?

今度は落としてやる。

来年から年金から住民税を引き落とすなんて、何考えているんだ。

納税の強制じゃないか。

国会議員は皆悪いことしているんだろう。

あんたも、悪いことしているに違いない。」


まだ、自民党に対する逆風は止みそうにないのだ。


麻生総理には、巷の一部にこんな声が充満していることを理解していただいて、しっかり政治の舵取りをしていただきたい。