いやア、参ったな。
そんな風に民主党の議員は思っているのじゃないだろうか。
弱いと思っていた麻生内閣がどんどん強くなっている。
世界恐慌の様相が出てきただけに、何はともあれ危機に強い政治家の登場が望まれていたが、麻生総理はじめ麻生内閣の閣僚は皆、戦闘力がありそうだ。
今日は参議院の予算委員会が開催されているが、質疑者よりも答弁者のほうが遥かに制度に通じていることが如実に伝わってくる。
升添厚生労働大臣は、去年はかなりパフォーマンスが過ぎたが、答弁の内容に安定感と説得力が増してきている。
中川昭一財務金融大臣は答弁にそつがない。
与謝野財政経済担当大臣は、何を聞かれても丁寧に答弁を返している。
石破農水大臣に対しての質疑は今日はなかったようだが、過日の衆議院予算委員会の石破大臣の答弁もなるほどと人を唸らせるような答弁だった。
麻生総理の答弁は、自分の経験を踏まえて具体的に、かつ自分の言葉で丁寧になされている。
予算委員会の審議が生き生きとしてきた。
これなら自民党に任せておいてもよさそうだ。
そんな雰囲気が漂ってきた。
ニューヨークの株式市場が一気に936ドルも上昇し、これに連動して東京株式市場も一時1139円高を示したという。
運気が強い人には、金融危機まで味方するようだ。