思考実験 | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

私のブログにコメントを寄せて頂く方々は、凄い。

論理的だし、実証的だ。

自民党で言えば石破さんや与謝野さんみたいな人なんだろう。


私が単なる推測で述べたことを丁寧にフォローし、時にはその間違いや不正確を指摘する。

こういう記事を読んだらいい、と紹介までして頂けるから、実に親切だ。


このブログには大きな可能性がある。

冷静に、かつ前向き志向で議論をリードしていこう、という意思が感じられる。


今年ノーベル賞を獲得した日本人が4人も出た。

彼らに共通するのは、常に考え続けていた、ということである。

時々のひらめきを繰り返しの実験で検証し、次のステップに進む。

ノーベル賞を獲得することが目的ではなく、あくまで自分が問題を認識し、自分が設定した課題について答えを出すための努力。

それが大きな成果に結実する。


思考と実験の繰り返し。


私の場合は、思考と実験が一体化している。

不案内な土地に行って、歩いている内にこの道は間違いないか確認するために、時々立ち止まり、目印を探す。

地図や標識がないときは、高い所に上って自分の居場所を確認する。

暗くなったら明かりを探す。

霧が深くなって道が見えなくなったら、霧が晴れるのを待つ。


だいたいは人に道を尋ねればいい。

しかし、道を尋ねなくとも、人と同じ道を歩めば必ず駅には辿り着く。

最初の目的地とはかなり離れているかも知れないが、事故はない。


回り道も時にはいい。

これまで知らなかった素晴らしい景色に出くわすことがある。


私はだいたいこうやって自分の歩む道を探している。

まあ、頭の体操を毎日しているようなものだ。


ちょっとだけ背伸びをしてみると景色が違って見える。

いつもと違ったルートを歩くと楽しみが増える。

今来た道を戻ってみるのも悪くない。


人や車が通らないところで、偶には目を瞑って歩いてみるのもいい。

それまで見えなかったものが見えたり、事の道理が突然見えてきたり。


私は、いつも思考実験を楽しんでいる。