今朝の産経新聞は、複数の与党筋の話として、臨時国会の召集くち9月24日、同日首相指名選挙を行い、同日中に組閣。29日に衆参本会議で所信表明演説を行い、10月1~3日に代表質問となる、と報じている。
産経新聞が報じるとおりであるとすれば、衆議院の解散は10月3日となり、10月14日公示、26日投票となる。
しかし、これでは何のために首相指名選挙を行うのか、何故所信表明演説を行うのか、まったく理解できない。
そんなことをするくらいだったら、既存の政党の枠を超えて、現在の困難な局面を打開する力を持った政治家を首相に選べばよいと言うことになる。
臨時国会で補正予算も成立させないまま解散することを予め表明しているのだったら、所信表明演説などやる必要がない。
解散が前提なら、後継の首相を選出する前に解散すればよい。
それが、政権のたらい回しという批判を避ける唯一の方法である。
あらゆる批判を受け止めながら、それでも救国の思いで政権を担当する、ということであれば、緊急経済対策を実施するための補正予算の成立に全力を傾けるべき。
最初から手を上げていたのでは、絶対に国民の信頼を取り戻すことなど出来ない。
古い政治家の頭にはどうも自分の選挙のことしかないようだ。
俺は後援会組織がしっかりしているから、自分の選挙は大丈夫。
そう思っているようだ。
小泉チルドレンや、風で当選したような若い政治家のことなどは、ほとんど関心の外。
次の選挙で勝ち残った者の間でおもむろに政界再編ゲームをやればいい、そんな感じだ。
小泉さんや武部さんは、さすがに若い政治家の将来を案じている。
自分を信じてついてきてくれた若い政治家を一人でも多く、正しく、育てていかなければならない。
そう思っているようだ。
だから、私は小池さんを支持し、武部さん、小泉さん、中川秀直さんと行動を共にしている。
若い人や女性が存分に政治の世界で力を発揮できるようにしたい。
それが目下の私の願いである。