気骨のある政治家 | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

私は、骨のある政治家が好きだ。


現在落選中であるが、静岡の城内実君や、京都の田中英夫君は気骨のある立派な政治家である、と思っている。

特に田中君はいい奴だ。


賢人会のメンバーで京都を訪問したときは、田中君の案内でいろいろな所を見て回った。

会社の経営者が、その手腕を見込まれて市の助役に就任し、市長になった、という経歴を考えても、立派な人材だと推測できるだろう。

こういう男が国会議員として活躍してくれれば政治の世界はもっと風通しが良くなるのに、と思うが、残念ながら現時点では応援のメッセージを送ることが出来ない。


その田中君からパーティの案内状が届き、せめて激励の手紙でも欲しいと認(したため)められていたが、さすがに自民党の現職議員がいるのではそんなことも出来ない。


田中君は、軽挙妄動する、腰のふらついた若い政治家と比べれば、はるかに安定感があり、役に立つ人材だと思う。

こういう人に国会議員になってもらいたいのだが、小選挙区制を取っている以上、たとえどんな立派な人材であっても、現職を押しのけて応援することはできない。

小選挙区制の弊害は、現職の国会議員がいるところではどんなに立派な人材であっても、新人を擁立することは難しい、ということだ。


そのうちに皆、歳をとる。

そのときに擁立すればいいではないか、と思われるだろうが、人間にはそれぞれ働き時がある。

旬を過ぎてしまえば、どんな逸材もただの人になる。

だから、こういう人材に早く働き場を与えたい、それが私の願いである。


もっとも、静岡の片山さつきさんや京都の中川泰宏君もなかなかの人物だ。

そのことは、認めるに吝かでない。

1回生の衆議院議員の中でもその活動や発言振りが光っている。


有権者が選択に迷うのは当然だ。

これは、中選挙区制にするしかないのではないか、という私の思いは、こんなところからも来ている。


(このくらい書いておけば、城内君や田中君への応援メッセージにはなるだろう。

返事は出さないが、悪しからず。)