大変申し訳ない事件が起きてしまった。
生きることに絶望したという青年が秋葉原で無差別の殺人事件を起こし、多くの犠牲者を出してしまった。
お亡くなりになった方々やご家族の皆さんに心からお悔やみを申し上げたい。
また、負傷された被害者の皆さんにお見舞い申し上げ、一日も早い回復をお祈りする。
普通の人がサバイバルナイフに立ち向かうことなど、不可能。
如何に私たちが弱い存在か、を痛感する。
私たちは暴力に立ち向かうために様々に努力してきたが、それでもこういう形で暴力が暴発することを防ぐことは難しい。
残念である。
犯人は自暴自棄になっていたという。
しかし、無関係な人たちに攻撃を加え巻き添えにする、というその心理状態は、私には理解が出来ない。
トラックを運転し、秋葉原に向かったという。
サバイバルナイフを振り回し、力一杯刺したという。
自分の力を誇示したい、そういう妄想に支配されての、凶行のような感じがする。
なぜ、こんな人間がサバイバルナイフを所持していたのか。
なぜ、こんな人間がトラックの運転を許されていたのか。
何か、兆候はなかったのか。
クスリの影響はなかったのか。
そして、暴力的なゲーム等の影響はなかったのか。
なぜ、犯人は秋葉原を凶行の場所に選んだのか、を知りたい。
今朝は、新聞の休刊日で詳しい情報が入らない。
なぜこんな事件が起きたのか、事件の発生を事前に予知し、防ぐ手段がなかったのか、そして被害を最小限にする方法がなかったのか、等を知りたい。
この通常国会で、犯罪被害者に対する給付金の支給による被害者支援に関する法律を改正し、こういった事件についても自賠責並みの保障が出来るようにした。
自民党の犯罪被害者基本計画の着実な推進を図るプロジェクトチームの一つの成果である。
しかし、私たちは、何よりも犯罪が起きないように、そして犯罪の被害者を出さないようにしなければならない。