終わりが始まり/原点に返れ | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

今日、臨時国会の閉会日を迎えるが、どう見ても今日から本格的に平成20年の政治活動がスタートするような気がする。


8時からテロ特措法に関する合同会議、内閣部会消費者問題に関するプロジェクトチーム、8時30分から国防部会・安全保障調査会・基地対策特別委員会合同会議、財務金融部会・金融調査会合同会議、総務部会、9時から政調全体会議などと大事な会議が目白押しだ。


10時からは、衆議院の政治倫理確立・公職選挙法改正特別委員会に始まり、法務委員会理事会、本委員会、災害対策特別委員会理事会、本委員会が順次開催される。


衆議院の各委員会は、閉会中審査についての手続きを進めるものだが、自民党の本部で開催される各部会は、通常国会に提出する法案についての審議を求めるもの。


昨年の通常国会終了後、各省庁や部会で営々と検討してきた法律案の具体的内容が明らかになるのが、まさにこれからである。


終わりが始まり。

切れ目なく、グルグルと世の中が回っているのが分かる。

そうか、私たちの人生みたいなものだ。

いつか原点に戻る。

最初のスタート地点に戻るのである。


しかし、明らかにスタート地点とは風景が異なる。

そうだ。

私たちは、大きな螺旋階段を上っているのだ。

そう思う。


日々新たなり、という思いと、初心忘れず、は、一緒のこと。

そして、常に原点に返れ、である。


政治の原点は、国民の幸福を実現することである。

課題は、その時々で異なる。

そして、その処方箋も人によって違うかもしれない。

しかし、目的は同じである。

私たちは、与野党の立場を乗り越えて、一人ひとりの国民の幸福の実現のために、協働しなければならないのである。


昨日の朝霞台の駅頭で、通りすがりの通行人が私に、「ワーキングプアをなくしてくださいよ。」と繰り返し言って立ち去った。

その切なそうな後姿を、忘れてはなるまい。