わたしは日本で修士を終えて、タイの大学で日本語を教えることになった。入るまで知らなかったけど、タイで一番金持ちが多い大学でカトリック。建物はヨーロッパ調でとてもおしゃれ。校内には寮もあって、先生用と学生用が同じ建物に入っていた。1階にはおしゃれなカフェもあり、わたしはたくさんの学生たちの中でコーヒー片手に授業準備をしていた。当時わたしは27歳で私服だった。日本語の教科書を眺めがなら、どんな教案にしようかななんて考えてた。すると、目の前にあったイスすわった学生、確か香港人。何?みたいな顔で彼を見た。

 

彼「日本人?」

わたし「そうだけど」

彼「ぼくも日本語勉強したいんだ」

わたし「そうですか」

彼「いっしょに勉強しない?」

わたし「なんで?わたし教師ですけど」

彼「・・・すみませんでした」(逃げる)

 

その後、ときどき彼を見かけるので気まずくてそのカフェに行きづらくなってしまった。