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まずは、関係者の皆様、ならびにファンの皆様に多大なるご迷惑とご心配を御掛けした事を、
心より御詫び申し上げます。
本当に申し訳ありませんでした。
全ては、私の監督責任でもあります。
毎日、この事を考えていました。
何とか忙しくして、ちょっと頭の中から一旦置いとく作業をしようと試みましたが、やはりずっと頭の中にありました。
今回の件について、いろいろな方とお話ししました。
殆どが、僕よりも社会経験のある方、人をまとめる立場にある方。
僕は、はじめは辞めさせようかと思っていましたが、
総じて頂いたご意見は「人間はやりなおせる」という事でした。
今回の件は、もちろん許される事ではありません。
過去にも、犯罪には及ばないにしても酒の失敗は数々ありました。
はっきり言って、全てを甘く見ていた結果でしょう。
ですが、昨日法廷で、今後一切酒を飲まないと誓いました。
私にも、親御さんにも、涙ながらに誓いました。
僕はその言葉を信じて、まったく遮断するのではなく、一筋だけ「糸」を垂らしておきます。
人間は何か希望がないと、目標に到達出来ないし、夢を叶える事は出来ません。
なにもかも遮断してしまうと、希望もなくなり、また逆にさらに落ちて行く可能性も充分にあります。
だから僕は、希望の糸だけを垂らしておきます。
今は掴むと切れます。
これからの生き方次第で、この糸は太くなって、掴む事が出来るでしょう。
ファンの信頼、関係者の信頼。
なによりいちばん大きいのは仲間の信頼。
なにも言わないけど、同期の選手なんかは言い知れぬ思いを抱えてると思います。
全てが揃うと、糸は掴める綱になる。
ですが簡単にはいきません。相当努力しなければなりません。
いろいろなご意見があるのは重々承知していますが、やりなおせる希望だけは、残しておいてやろうと思います。
人はやりなおせるし、許す事も出来る、僕はそう思っています。
ジョーは今日大阪に帰り、生活していきます。
周りの声に甘える事なく、自分を律し、厳しい目に晒されて、それに耐えてもらいたい。
プロレスをやりたいという強い気持ちがあれば、乗り越えられるはずです。
そのためにふたつ、約束をしました。
「めんどくさい」と言わない事。
舌打ちをしない事。
それを守るだけで、僕は格段に彼の生き方が変わると思います。
いつになるかはわかりませんし、このまま消えて行く可能性だってあります。
ですが、あのコワモテの、あまり表情を見せない首里ジョーが、号泣しながら誓ったので、僕は信じて待ってみようと思います。
甘いかもしれません。ほんとそう。今も、この処置が正しいのか正しくないのか、わからなくなる瞬間があります。
でもどうあれ見届ける事が、この世界に引き込んだ僕の責任である気がします。
最後に
改めまして、今回の件については本当に各方面にご迷惑とご心配を御掛け致しました。
琉球ドラゴンプロレスと致しましては、今後この様な事が起こらない様、再発防止に努め、
信頼回復に全力を上げて取り組んで参ります。
本当に、心から御詫び申し上げます。
大変申し訳ありませんでした。