生まれてすぐ、耳の中にカビが生えるという難病にかかった僕は、しょっちゅうお尻に注射を打たれて泣き叫んでいたそうです。
小学校2年生の頃に、それからずっと人生最大のコンプレックスとなる喘息を発症し、以後20年近くその症状に悩まされます。
毎週学校を休み、病院に通い、青白い顔をしていました。
発作のお陰で林間学校を途中で切り上げて帰ったり、修学旅行の団体行動に参加出来ず一日中宿舎でみんなの帰りを待っていたり。
入院中呼吸困難で意識を失う事もありました。
大人になって、プロレスラーとして活動出来る様になってからも、4度の手術、救急車、骨折。
ほんとに、今プロレス出来てるのが不思議なくらい。
足りない物は・・・たくさんあります。
まだまだ足りない物が。
でもそれって自分が足りないと思っているだけで、ご飯が食べられる、車があって遠くへ行ける、
住む所がある、大事な仲間や家族や友達がいる。
そしてなにより憧れのプロレスラーになれている。
天龍さんとも、
藤波さんとも、
ライガーさんとも、
越中さんとも、
鈴木さんとも、
高山さんとも、
僕は試合したじゃないか。
新日本プロレスにも、
全日本プロレスにも、
NOAHにも、
出る事が出来たじゃないか。
丸藤さんと試合するじゃないか!!!
足りてる。
余りあるくらい。
毎日のやる事、やらないと行けない事に忙殺されて大事な事を忘れていました。
「感謝」
いま置かれた状況に、
ありがとうございます!
大好きな場所で、
大好きなプロレスが出来て、
憧れの選手と試合が出来て!
なんて幸せ者なんだ!
ぼくは
いつ最後になっても良いやーと、最近思います。
でも終わりになった時に、ちゃんと自分で納得出来る様、
精一杯今を生きないと。
生きよう。